| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥4992.7億 | ¥4645.9億 | +7.5% |
| 営業利益 | ¥519.6億 | ¥307.1億 | +69.2% |
| 経常利益 | ¥558.5億 | ¥338.3億 | +65.1% |
| 純利益 | ¥401.0億 | ¥243.2億 | +64.8% |
| ROE | 6.4% | 4.1% | - |
2026年度Q3決算は、売上高4,992.7億円(前年比+346.8億円 +7.5%)、営業利益519.6億円(同+212.5億円 +69.2%)、経常利益558.5億円(同+220.2億円 +65.1%)、純利益401.0億円(同+157.8億円 +64.8%)となり、売上の堅調な伸長と工事粗利率の大幅改善を背景に営業段階から最終利益まで二桁増益を達成した。工事完成高ベースの粗利率は22.36%と前年の17.35%から+501bp改善し、販管費率は11.94%へ+119bp上昇したものの粗利拡大が吸収し営業利益率は10.41%(前年6.61%、+380bp)へ上昇。通期計画(売上7,500億円、営業利益840億円、純利益655億円)に対し利益進捗は前倒し基調で、資材・人件費のインフレ環境下でも工事採算管理とミックス改善により収益性を引き上げた四半期となった。
【収益性】ROE 6.4%(前年5.2%から改善)、営業利益率 10.41%(前年6.61%から+380bp)、経常利益率 11.19%(前年7.28%から+391bp)、純利益率 8.06%(前年5.26%から+280bp)。工事粗利率は22.36%と前年17.35%から+501bp改善し、資材・外注コストの転嫁と案件ミックス好転が寄与。販管費率は11.94%と前年10.75%から+119bp上昇したが粗利拡大が吸収。総資産回転率 0.588倍と前年並み。【キャッシュ品質】現金預金 619.2億円(前年1,041.6億円から-40.6%)、短期借入金158.9億円に対する現金カバレッジ 3.9倍。インタレストカバレッジ 263.7倍で金利負担は軽微。工事前受金 679.1億円(前年373.2億円から+81.9%)と受注残の厚みを反映。【投資効率】総資産回転率 0.588倍で業態平均並み。のれん 159.0億円(前年18.7億円から+748%)と無形固定資産 213.0億円(前年70.3億円から+203%)が大幅増加し、M&Aと投資加速を反映。固定資産 4,119.0億円(前年3,189.6億円から+29.2%)へ増加し投下資本の回収確度がモニタリング対象。【財務健全性】自己資本比率 74.1%(前年73.0%から改善)、流動比率 234.4%、当座比率 234.4%、負債資本倍率 0.35倍。有利子負債は短期借入金158.9億円のみで純資産6,299.3億円に対し極めて保守的。
現金預金は前年比-422.4億円減の619.2億円へ減少したが、これは固定資産投資の積み上げ(建設仮勘定・有形固定資産の増加)とのれん・無形資産取得(M&A関連)への資金配分が主因。運転資本面では、工事未収入金が2,064.5億円へ減少(前年2,568.2億円)し回収進展が確認できる一方、未成工事支出金が359.6億円(前年192.9億円から+86.4%)へ増加しプロジェクト積み上がりを反映。工事前受金は679.1億円(前年373.2億円から+305.8億円)へ増加し、新規・大型案件の着手増と前受金スキーム拡大により短期の資金繰りは好転。短期負債に対する現金カバレッジは3.9倍で流動性は十分。投資有価証券は1,165.6億円(前年883.8億円から+31.9%)へ増加し、持分法投資と金融資産の積み増しが確認でき、将来的な受取配当・利息の増加余地がある。販管費の増加(+19.4%)は売上伸び(+7.5%)を上回るが、粗利の伸び(+38.5%)が十分吸収し営業CFへの圧迫は限定的。
経常利益558.5億円に対し営業利益519.6億円で、非営業純増は約38.9億円。内訳は受取配当金26.3億円と受取利息8.3億円が主で、持分法投資利益等も寄与した。営業外収益が売上高の0.8%を占め、低水準かつ恒常的な構成であり、利益の質は良好。支払利息は1.97億円と軽微でインタレストカバレッジ263.7倍と極めて強固な金利負担体質を示す。特別損益は純額+12.7億円と限定的で、主に資産処分益・その他が寄与した。工事粗利の大幅増(+38.5%)と工事損失引当金の積み増し(90.5億円)から、利益認識は保守性を維持している。売上債権の減少と前受金の増加、未成工事支出金の増加は、工事進捗の活発化と前受金による前倒し資金調達の組み合わせで、短期のキャッシュ創出にはプラスだが、進捗遅延時の逆流リスクに留意が必要。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 収益性: 営業利益率 10.41%(業種中央値4.1%、IQR 1.9~5.8%)、純利益率 8.06%(業種中央値2.8%、IQR 1.3~4.0%)、ROE 6.4%(業種中央値3.7%、IQR 1.7~6.6%)でいずれも業種上位に位置し、粗利率改善による高い収益力を示す。ROAは4.7%(業種中央値2.2%、IQR 1.0~3.6%)と業種平均を大きく上回る。 健全性: 自己資本比率 74.1%(業種中央値60.5%、IQR 56.2~67.8%)、流動比率 234.4%(業種中央値207%、IQR 190~318%)でいずれも業種中央値を上回り、保守的なバランスシートを維持。ネットデット/EBITDA倍率は有利子負債の軽微さから業種中央値2.31を大きく下回る水準。 成長性: 売上高成長率 +7.5%(業種中央値-3.5%、IQR -13.7~+6.2%)で業種平均を上回る成長を確保。業種内では成長と収益性の両立を実現している。 (業種: construction、比較対象: 2025-Q3、出所: 当社集計、n=4)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。