| 指標 | 当期 | 前年同期 | YoY |
|---|---|---|---|
| 売上高 | ¥681.3億 | ¥751.1億 | -9.3% |
| 営業利益 | ¥55.5億 | ¥62.4億 | -11.1% |
| 経常利益 | ¥58.8億 | ¥65.1億 | -9.7% |
| 純利益 | ¥40.6億 | ¥39.4億 | +2.9% |
| ROE | 6.0% | 6.1% | - |
2026年度Q3決算は、売上高681.3億円(前年同期比-69.8億円 -9.3%)、営業利益55.5億円(同-6.9億円 -11.1%)、経常利益58.8億円(同-6.3億円 -9.7%)、当期純利益40.6億円(同+1.2億円 +2.9%)。減収・営業減益下でも純利益は増益着地となり、完成工事粗利率が17.8%へ0.4pt改善、特別損失の縮小(0.1億円へ)、受取配当・利息の増加が最終利益を下支え。現金預金は120.7億円(+27.7%)へ積み上がり、完成工事債権は-25%減の219.6億円、前受金は+40.5%増の28.4億円と、キャッシュ回収の改善が確認できる。通期計画は売上1,000億円(-5.6%)、営業利益80億円(-0.9%)、純利益60億円(-0.5%)で、Q4の期末集中検収により達成可能性は十分。
【収益性】ROE 6.0%(前年5.1%から改善、自社過去5期の営業利益率8.1%レンジを維持)、営業利益率8.2%(前年8.3%から-0.1pt)、経常利益率8.6%(前年8.7%から-0.1pt)、純利益率5.9%(前年5.2%から+0.7pt改善)。完成工事粗利率17.8%(前年17.4%から+0.4pt改善)。販管費率10.6%(前年9.9%から+0.7pt上昇)。【キャッシュ品質】現金預金120.7億円、短期負債(流動負債193.9億円)に対する現金カバレッジは0.62倍、流動比率255.4%、当座比率255.4%で高水準の流動性。完成工事債権は219.6億円(前年292.4億円から-25%)へ減少、前受金28.4億円(前年20.3億円から+40%)へ増加し、資金回収効率が改善。【投資効率】総資産回転率0.72倍(年換算)。未成工事支出金43.3億円(前年20.8億円から+108%)へ積み上がり、仕掛案件の進捗管理が重要。【財務健全性】自己資本比率71.5%(前年65.1%から改善)、負債資本倍率0.40倍、有利子負債52.9億円(対現金預金比0.44倍)でネットキャッシュ体質。インタレストカバレッジ292倍、Debt/Capital 7.3%と保守的資本構成。流動負債193.9億円に対し運転資本は292.2億円の余裕。
現金預金は前年同期比+26.2億円増の120.7億円へ積み上がり、純利益の増加と運転資本管理の改善が資金積み上げに寄与。完成工事債権が-73.1億円と大幅に減少し、請求・回収進捗の改善が資金流入に直結。前受金は+8.2億円増の28.4億円へ拡大し、案件着工と前金受領のタイミングが資金先行で推移。一方で未成工事支出金が+22.5億円増の43.3億円と倍増し、仕掛案件への先行投資が進捗。完成工事買掛金等は-52.7億円減の82.7億円となり、期中の支払進捗と案件規模縮小を反映。短期借入金は+1.2億円と小幅増加したが絶対額2.0億円にとどまり、手元流動性は十分。投資有価証券は+30.2億円増の151.6億円へ拡大し、ポートフォリオの時価上昇および追加取得が寄与。短期負債に対する現金カバレッジは0.62倍だが、流動比率255%の高水準と合わせると流動性リスクは限定的。フリーキャッシュフローの創出力は強く、減収局面でも資金循環は良好に推移。
経常利益58.8億円に対し営業利益55.5億円で、非営業純増は約3.3億円。内訳は受取配当金2.0億円、受取利息0.4億円が主で、金融収支が増益に寄与。支払利息は0.2億円にとどまり、インタレストカバレッジは292倍と極めて健全。営業外収益が経常利益の約5.9%を占め、配当・利息収入は金融資産の厚み(投資有価証券151.6億円、現金120.7億円)に裏打ちされた恒常性の高い収益源泉。特別損失は0.1億円と前年の大幅計上から縮小し、税負担係数0.687と適正水準。完成工事債権の大幅減少と前受金の増加は、利益計上と資金回収のタイムラグが縮小し、利益の現金裏付けが強化されたことを示す。工事損失引当金は3.0億円へ縮小(前年比で圧縮)しており、案件採算管理の良化が収益の質を高めている。粗利率の改善と特損縮小により、コア収益の持続性は良好と評価。
【業種内ポジション】(参考情報・当社調べ) 収益性: 営業利益率8.2%は建設業種中央値4.1%(2025年Q3、IQR1.9~5.8%、N=4)を大きく上回り、業種内上位にポジション。純利益率5.9%も業種中央値2.8%(IQR1.3~4.0%)を上回り、コスト管理と金融収支の厚みが優位性を形成。ROE6.0%は業種中央値3.7%(IQR1.7~6.6%)を上回り、資本効率は相対的に良好。 健全性: 自己資本比率71.5%は業種中央値60.5%(IQR56.2~67.8%)を上回り、財務基盤は堅固。流動比率255%は業種中央値207%(IQR190~318%)に対して上位レンジに位置し、流動性も高水準。ネットデット/EBITDA倍率は実質ネットキャッシュ体質(有利子負債52.9億円対現金120.7億円)で業種中央値2.31倍を大幅に下回り、財務柔軟性は極めて高い。 効率性: 売上高成長率-9.3%は業種中央値-3.5%(IQR-13.7~6.2%)に対してやや劣後するが、IQR内に収まり業種全体で逆風局面にあることを反映。総資産利益率(年換算で推定4.3%)は業種中央値2.2%(IQR1.0~3.6%)を上回り、資産効率も良好。 (注:業種ベンチマークは建設セクター4社、比較対象2025年Q3、出所:当社集計)
本レポートはXBRL決算短信データをAIが分析して自動生成した決算解析資料です。特定銘柄への投資を推奨するものではありません。業種ベンチマークは公開決算データを基に当社が集計した参考情報です。投資判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談の上、行ってください。