- 売上高: 47.40億円
- 営業利益: -1.09億円
- 当期純利益: -14百万円
- 1株当たり当期純利益: 26.01円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 47.40億円 | 51.16億円 | -7.3% |
| 売上原価 | 39.96億円 | - | - |
| 売上総利益 | 11.19億円 | - | - |
| 販管費 | 11.68億円 | - | - |
| 営業利益 | -1.09億円 | -49百万円 | -122.4% |
| 営業外収益 | 36百万円 | - | - |
| 営業外費用 | 25百万円 | - | - |
| 経常利益 | -26百万円 | -38百万円 | +31.6% |
| 法人税等 | 45百万円 | - | - |
| 当期純利益 | -14百万円 | - | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 46百万円 | -5百万円 | +1020.0% |
| 包括利益 | 49百万円 | -0円 | - |
| 減価償却費 | 68百万円 | - | - |
| 支払利息 | 2百万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 26.01円 | -2.81円 | +1025.6% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 52.70億円 | - | - |
| 現金預金 | 15.74億円 | - | - |
| 棚卸資産 | 11.11億円 | - | - |
| 固定資産 | 66.92億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 43.84億円 | - | - |
| 無形資産 |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | -2.01億円 | - | - |
| 財務活動によるキャッシュフロー | 6百万円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 純利益率 | 1.0% |
| 粗利益率 | 23.6% |
| 流動比率 | 195.5% |
| 当座比率 | 154.3% |
| 負債資本倍率 | 0.47倍 |
| インタレストカバレッジ | -53.85倍 |
| EBITDAマージン | -0.9% |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | -7.3% |
| 経常利益前年同期比 | -62.9% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 1.86百万株 |
| 自己株式数 | 105千株 |
| 期中平均株式数 | 1.76百万株 |
| 1株当たり純資産 | 4,626.86円 |
| EBITDA | -41百万円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 27.00円 |
| セグメント | 売上高 | 営業利益 |
|---|
| ConstructionLifeRelatedArticle | 10百万円 | 73百万円 |
| CuttingImplement | 5百万円 | 97百万円 |
| NursingCare | 1.73億円 | -15百万円 |
| PlantEquipmentAlliedEnterprise | 19百万円 | 32百万円 |
| SpecialConstruction | 5.96億円 | -67百万円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 100.00億円 |
| 営業利益予想 | -90百万円 |
| 経常利益予想 | 15百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 1.00億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 56.85円 |
| 1株当たり配当金予想 | 27.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
2026年度Q2のコンセック連結業績は、売上高が47.4億円で前年同期比-7.3%と減収、営業損失は1.09億円(前年並み)と赤字が継続しました。粗利益率は23.6%にとどまり、売上総利益(11.19億円)では販管費(推計12.28億円)を吸収できず、営業赤字の主因となっています。一方、経常損失は2,600万円にとどまり、営業外収益・費用のバランスは相対的に良好でした。当期純利益は4,600万円と黒字を確保しており、特別損益や税効果等の非反復要因の寄与が示唆されます(実効税率は開示上0.0%表記)。デュポン分解では、純利益率0.97%、総資産回転率0.387回、財務レバレッジ1.51倍から算出ROEは0.57%と低位です。営業キャッシュフローは-2.01億円とキャッシュアウトで、純利益に対する営業CF倍率は-4.37倍と利益の現金転換が弱く、利益の質は低いと評価します。流動比率195.5%、当座比率154.3%と流動性は厚く、運転資本は25.75億円と潤沢ですが、これが逆に運転資本の資金拘束(特に棚卸資産1.11億円)につながっている可能性があります。負債資本倍率0.47倍、支払利息2百万円、インタレストカバレッジ-53.9倍(EBITベース)から、レバレッジは穏当ながら、営業損失が続く限り利払いカバレッジは指標上弱く見えます。EBITDAは-0.41億円、EBITDAマージン-0.9%と、営業キャッシュ創出力の改善余地が大きいことを示します。売上の前年割れは需要軟化または案件タイミングの影響が考えられ、固定費の吸収不足を通じて損益に影響しています。棚卸資産回転(日数)は暫定で約51日(COGS/在庫、半期ベース換算)とみられ、過度な滞留は見受けにくい一方、減収下では在庫・売上債権の運転資本管理が一段と重要です。投資CFは開示上0円、FCFは0円表記で、設備投資やリース等のデータは不記載であり、FCF評価には制約があります。配当は年0円、配当性向0%で内部留保優先の方針が示唆されます。総じて、収益性は営業赤字継続、キャッシュフローはマイナス、財務体質は健全というコントラストで、短期はコスト構造・運転資本の是正、 中期は粗利率と売上成長の回復が鍵です。データには不記載項目(自己資本比率、現金同等物、投資CF詳細、株式数等)が含まれるため、定量評価の一部は暫定解釈に基づきます。投資判断は示しませんが、今後は売上反転とEBITDAの黒字化が最重要トリガーと考えます。
ROE分解(デュポン分析): 純利益率0.97% × 総資産回転率0.387回 × 財務レバレッジ1.51倍 = ROE約0.57%(報告値一致)。純利益率は低位で、主因は営業損失(営業利益率-2.3%)と固定費吸収不足。粗利益率は23.6%と前年比較データは不明ながら、販管費率が25.9%(販管費=売上総利益-営業利益=12.28億円)と高く、粗利を上回る固定・半固定費負担が赤字要因。営業外損益で営業損失の一部が相殺され、経常損失は小幅(-0.06%売上比)に縮小。減価償却費6,788万円は売上比1.4%で、資産の資本性負担は重くない一方、EBITDAマージン-0.9%が示す通り、事業自体のキャッシュ創出が不足。営業レバレッジ: 売上-7.3%に対し営業損失は前年並みで、固定費削減や費用抑制が進んだ可能性があるが、依然として損益分岐点付近でのボラティリティが高い状態。利益率の質: 税前赤字から最終黒字へのブリッジは一過性要因の寄与が推測され、持続性は限定的。今後の改善には、(1) 粗利率の引上げ(価格改定・ミックス)、(2) 販管費の変動化・削減、(3) 受注平準化による稼働率改善が必要。
売上は47.4億円で前年同期比-7.3%。需要の一時的弱含みや案件計上のタイミング影響が考えられるが、継続性の判断材料は不足。粗利率23.6%は一定の価格主導力を示すが、販管費率25.9%により利益が圧迫。利益の質は、営業赤字・EBITDAマイナス・営業CFマイナスという観点で低位。見通しとしては、在庫日数(約51日、半期ベース推計)が過度でない点は供給制約緩和の兆しだが、減収環境では需給タイトニングや価格ディシプリンの強化が不可欠。期下期の回復ドライバーとして、価格改定浸透、ミックス改善(高付加価値比率上昇)、費用最適化(物流・人件費効率化)が想定される。外部環境の不確実性(コストインフレ、為替、需要サイクル)を踏まえ、保守的な見立てが妥当。インタリムデータのため通期換算はせず、下期の季節性と案件計上時期が鍵。
流動性: 流動比率195.5%、当座比率154.3%と健全域。運転資本は25.75億円と厚く、短期的な資金繰り余力は高い。支払能力: 負債合計38.22億円、純資産81.38億円で負債資本倍率0.47倍と保守的なレバレッジ。支払利息は202万円と軽微だが、EBITベースのインタレストカバレッジは-53.9倍で、営業赤字が続く限り指標上は脆弱。資本構成: 財務レバレッジ1.51倍(総資産/純資産)。自己資本比率は開示上0.0%(不記載扱い)だが、純資産/総資産からは約66%水準と推定され、実態は強固とみられる。流動資産52.70億円のうち棚卸1.11億円で、在庫の資産比重は限定的。短期借入の詳細は不明だが、利払い負担の小ささから有利子負債は限定的と推測。
利益の質: 営業CF-2.01億円に対し当期純利益+0.46億円で、営業CF/純利益=-4.37倍と利益の現金化が弱い。要因は運転資本の増加(売上債権・在庫・前払費用等)や営業赤字が想定される。FCF分析: 投資CF0円、FCF0円の表記は投資CFの不記載を含むため有用性が限定的。一般式ではFCF=営業CF-投資CFであり、仮に投資CFがゼロに近ければFCFは約-2.01億円とみなせる。運転資本: 在庫回転日数は約51日(=棚卸資産1,111百万円/売上原価3,996百万円×182日、半期換算)。売掛回転・買掛回転はデータ不足で未推定。短期は売掛回収・在庫最適化・前払/未払のバランス調整で営業CFの反転が焦点。減価償却負担は0.68億円と軽微で、現金創出力改善は主にEBITDAと運転資本で決まる。
年間配当0円、配当性向0%。営業赤字・営業CFマイナスの局面で内部留保を優先する方針は妥当と評価。FCFカバレッジは0.00倍の表記だが、実務的にはFCFがマイナスの可能性が高く、現時点での持続的還元余力は限定的。将来の増配/復配には、(1) EBITDAの黒字化と安定化、(2) 営業CFの黒字化と運転資本の最適化、(3) 投資CFの規律ある配分が前提。資本構成は健全で、収益性回復後は配当余地が再び生じる可能性。
ビジネスリスク:
- 需要サイクル変動による売上の下押し(Q2で-7.3%)
- 固定費吸収不足による営業レバレッジの悪化(販管費率25.9%)
- 価格競争・製品ミックス悪化による粗利率圧迫(粗利率23.6%)
- 案件計上の期ズレ・季節性による業績ブレ
- サプライチェーンや物流コスト変動による原価上振れ
財務リスク:
- 営業赤字継続によるインタレストカバレッジの低迷(-53.9倍)
- 営業CFマイナス(-2.01億円)による短期の資金流出
- 運転資本の資金拘束(運転資本25.75億円)
- 非反復要因に依存した最終黒字の持続性不確実性
主な懸念事項:
- EBITDAマイナス継続の可能性
- 売上反転のタイミング不透明
- FCF実力の把握が難しい(投資CF不記載)
重要ポイント:
- 収益構造は販管費過多で営業赤字、粗利率と費用効率の改善が必須
- 営業CFは純利益を大幅に下回り、利益の質が低い
- 流動性と自己資本は厚く、バランスシートの防御力は高い
- 売上-7.3%の減収が固定費吸収を阻害し、営業レバレッジが逆風
- 非反復要因の寄与で最終黒字確保、持続性は要検証
注視すべき指標:
- EBITDAマージン(-0.9%からの黒字化)
- 粗利益率(23.6%)と価格改定・ミックス進展
- 販管費率(25.9%)および固定費の変動化
- 営業CFと運転資本回転(在庫・売掛・買掛)
- 受注動向/売上成長率(-7.3%からの反転)
- インタレストカバレッジの改善
セクター内ポジション:
資本面の健全性は同業中でも良好と推定される一方、短期の収益性とキャッシュ創出力は相対的に見劣り。売上のモメンタム回復と費用最適化が進むかで相対ポジショニングは大きく変動しうる。
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