- 売上高: 1,339.33億円
- 営業利益: 55.50億円
- 当期純利益: 46.52億円
- 1株当たり当期純利益: 10.17円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 1,339.33億円 | 1,363.20億円 | -1.8% |
| 売上原価 | 860.38億円 | - | - |
| 売上総利益 | 502.81億円 | - | - |
| 販管費 | 396.54億円 | - | - |
| 営業利益 | 55.50億円 | 106.26億円 | -47.8% |
| 営業外収益 | 17.31億円 | - | - |
| 営業外費用 | 25.86億円 | - | - |
| 経常利益 | 67.78億円 | 97.71億円 | -30.6% |
| 法人税等 | 45.83億円 | - | - |
| 当期純利益 | 46.52億円 | - | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 14.91億円 | 30.96億円 | -51.8% |
| 包括利益 | 21.15億円 | 56.89億円 | -62.8% |
| 減価償却費 | 34.83億円 | - | - |
| 支払利息 | 38百万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 10.17円 | 23.03円 | -55.8% |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | 9.36円 | 22.21円 | -57.9% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 2,724.47億円 | - | - |
| 現金預金 | 1,454.94億円 | - | - |
| 売掛金 | 678.00億円 | - | - |
| 棚卸資産 | 347.57億円 | - | - |
| 固定資産 | 1,375.81億円 | - | - |
|
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | -27.65億円 | - | - |
| 財務活動によるキャッシュフロー | -48.49億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 1株当たり純資産 | 1,681.45円 |
| 純利益率 | 1.1% |
| 粗利益率 | 37.5% |
| 流動比率 | 232.8% |
| 当座比率 | 203.1% |
| 負債資本倍率 | 0.48倍 |
| インタレストカバレッジ | 146.05倍 |
| EBITDAマージン | 6.7% |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | -1.8% |
| 営業利益前年同期比 | -47.8% |
| 経常利益前年同期比 | -30.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益前年同期比 | -51.8% |
| 包括利益前年同期比 | -62.8% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 148.99百万株 |
| 自己株式数 | 2.02百万株 |
| 期中平均株式数 | 146.67百万株 |
| 1株当たり純資産 | 1,880.67円 |
| EBITDA | 90.33億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 30.00円 |
| セグメント | 売上高 | 営業利益 |
|---|
| AnimationFilm | 5.14億円 | -8.95億円 |
| EducationEdTech | 2百万円 | 16.67億円 |
| Game | 84百万円 | 66.62億円 |
| PublicationIPCreation | 10.07億円 | 2.58億円 |
| WebServices | 1.98億円 | 15.69億円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 2,782.00億円 |
| 営業利益予想 | 103.00億円 |
| 経常利益予想 | 124.00億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 49.00億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 33.34円 |
| 1株当たり配当金予想 | 30.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
KADOKAWA(9468)の2026年度第2四半期(上期)連結決算は、売上高133,933百万円(前年比-1.8%)と微減、営業利益5,550百万円(同-47.8%)と大幅減益、当期純利益1,491百万円(同-51.8%)と収益性が大きく悪化した。営業利益率は約4.1%(=5,550/133,933)に低下し、収益性の圧縮が顕著である。粗利益率は37.5%と開示指標に基づき堅調に見える一方、販管費および制作費の増加、あるいは一部IP/ゲーム案件の採算悪化等が示唆され、営業段階でのレバレッジが逆回転した可能性が高い。デュポン分析では純利益率1.11%、総資産回転率0.348回、財務レバレッジ1.39倍からROEは0.54%にとどまり、資本効率の低下が明確である。営業キャッシュフローは-2,765百万円とマイナスで、当期利益1,491百万円に対してOCF/純利益が-1.85倍と、利益のキャッシュ創出力が期中に十分伴っていない。流動比率232.8%、当座比率203.1%と短期流動性は厚く、運転資本は155,414百万円と大きなプラスで、財務の安全性は高い。インタレスト・カバレッジは146.1倍(=営業利益/支払利息)と極めて高く、有利子負債依存は軽微とみられる。経常利益6,778百万円に対し法人税等4,583百万円で概算実効税率は約67.6%と高止まりしており、特別要因や税効果の期ずれの可能性がある。棚卸資産は34,757百万円で、在庫・仕掛の積み上がりがキャッシュフローを一時的に圧迫した可能性がある。投資CFは不記載(0表記)で、当期のフリーキャッシュフローは把握困難だが、少なくとも営業CFは逆風である。自己資本比率は0%と表示されているが、これは不記載指標であり、貸借対照表数値(純資産276,410百万円、総資産384,539百万円)からは約71.9%相当と高水準と推定できる。年間配当0円、配当性向0%は不記載を反映しており、実際の配当方針・実績は別途確認が必要である。総じて、収益面はコスト上昇・ミックス悪化・案件採算等で短期的に圧迫される一方、財務安全性は高く、IPアセットを基盤とした中期的な回復余地は残る。データには一部不整合(粗利額と原価の整合性など)が見られ、分析は開示の指標値を優先して解釈している。今後はコスト是正、在庫回転改善、OPEXの抑制、クリエイティブ案件の収益化タイミングが改善の鍵となる。
ROEは0.54%(=純利益率1.11%×総資産回転率0.348×財務レバレッジ1.39)と低位。純利益率が低下した主因は、営業利益率の低下(約4.1%)と、税・非支配等の影響拡大。粗利益率は37.5%と一定の堅調さだが、販管費(人件費、開発費、広告宣伝費、外注制作費など)の伸びが売上伸長を上回った可能性が高い。EBITDAは9,033百万円、EBITDAマージン6.7%で、減価償却費3,483百万円を控除した営業利益5,550百万円との乖離は限定的。固定費比率上昇により営業レバレッジが悪化し、売上の微減が利益に大きく波及した構図。インタレストカバレッジ146.1倍と財務費用負担は軽微で、利益圧迫要因は本業の採算側に集中。税負担は概算67.6%と高く、一過性の費用計上や税効果会計の影響が示唆される。
売上は前年比-1.8%と横ばい圏、IPラインナップやゲーム/映像のタイトルサイクルの弱さ、あるいはプロジェクト進捗の期ずれが示唆される。利益の質は低下し、営業利益は-47.8%、純利益は-51.8%と減益幅が大きい。粗利率水準は維持されているため、短期的な成長鈍化は売上規模の縮小と固定費増によるものが中心。見通しとしては、下期のタイトル投入、イベント・映像配信スケジュールの平準化、制作コストのコントロールにより回復余地はあるが、確度は実行面(制作進捗・リリースタイミング・在庫回転)に依存する。短期はコスト最適化と案件ポートフォリオの見直しが成長の前提条件。中期はIP多面的展開(出版→アニメ/ゲーム/ライブ/グローバル)の収益化効率次第で回復軌道に復帰可能。
流動比率232.8%、当座比率203.1%と短期流動性は非常に良好。運転資本は155,414百万円と厚く、運転資金の余裕は大きい。総資産384,539百万円に対し負債合計132,621百万円、負債資本倍率0.48倍と保守的な資本構成。実効レバレッジ(総資産/純資産)は1.39倍で、自己資本に十分なクッションがある。支払利息38百万円に対し営業利益5,550百万円でカバレッジ146.1倍と、有利子負債依存は軽微。税負担の高さや非反復コストが純利益を圧迫しているが、バランスシートの健全性は高く、支払能力の懸念は限定的。
営業CFは-2,765百万円で、当期純利益1,491百万円に対してOCF/純利益が-1.85倍と低品質。主因としては、運転資本の悪化(売上債権の増加、制作仮勘定・在庫の積み上がり、前受・未払の減少等)が想定される。投資CFは不記載(0表示)で、フリーキャッシュフローは信頼できる計算ができないが、少なくとも営業活動はキャッシュアウト。減価償却費3,483百万円がある一方で、非現金費用のキャッシュ創出効果が運転資本のマイナスに相殺されている。短期的には在庫・仕掛の回転改善、売上債権の回収強化、前受金の確保が必要。資金面は流動資産が潤沢で、必要時の外部調達依存は小さい。
年間配当0円、配当性向0%は不記載項目の可能性が高く、現時点では確定的な判断はできない。上期の営業CFがマイナス、純利益が低水準であることから、短期的な分配余力は限定的と評価。FCFカバレッジは算定不能(投資CF不記載)だが、少なくとも営業CFベースのカバレッジは不足。方針としては、キャッシュ創出の回復と案件採算の改善が確認されるまで、内部留保を優先する保守的スタンスが整合的。中期的な持続可能性は高い自己資本と低い財務費用に支えられるが、安定配当の実行には安定的な営業CFが前提となる。
ビジネスリスク:
- タイトルサイクル・制作進捗の遅延による売上認識の期ずれ
- 制作費・外注費・人件費の上昇による採算悪化(営業レバレッジの逆回転)
- 在庫・仕掛の積み上がりに伴う評価損・減損リスク
- IPライフサイクルの短期化と競争激化(ゲーム・動画配信・出版)
- 海外展開・協業に伴うコンプライアンス/運営リスク
財務リスク:
- 営業CFのマイナス継続による資金効率の低下
- 有形/無形資産の減損リスク(コンテンツ資産、開発仮勘定)
- 税負担の不安定性(実効税率の高止まり・一過性要因)
- 為替変動による外部委託費・海外収益の変動
主な懸念事項:
- 粗利率は維持も営業費用の伸びが高く、利益率の回復に時間を要する可能性
- OCF/純利益が-1.85倍と利益のキャッシュ化が不十分
- 在庫・制作仕掛の回転改善が未達の場合のFCF悪化リスク
重要ポイント:
- 売上は小幅減、営業利益・純利益は大幅減で収益性が悪化
- ROE0.54%と資本効率が低下、主因は純利益率の低下
- 流動性・資本構成は健全で短期の財務リスクは限定的
- 営業CFがマイナスで利益の質が低下、運転資本管理が重要
- 税負担の高さや一過性費用の影響が純利益を圧迫
注視すべき指標:
- 営業利益率とEBITDAマージンの回復度合い
- OCF/純利益、在庫回転日数、売上債権回転日数
- タイトル投入計画(下期のIPリリースタイミング)
- 制作費・外注費の伸びと広告宣伝費の弾力化
- 実効税率の正常化と特別損益の発生状況
セクター内ポジション:
国内コンテンツ/エンタメ同業(出版・アニメ・ゲーム複合)と比べ、当期の営業利益率(約4.1%)とROE(0.54%)は低位。バランスシートの健全性は上位だが、キャッシュ創出力と案件採算での劣後がみられ、中期回復はコスト最適化とヒットパイプラインの可視性向上に依存する。
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