- 売上高: 459.84億円
- 営業利益: 26.83億円
- 当期純利益: 4.48億円
- 1株当たり当期純利益: 176.75円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 459.84億円 | 398.14億円 | +15.5% |
| 売上原価 | 285.70億円 | - | - |
| 売上総利益 | 112.44億円 | - | - |
| 販管費 | 94.53億円 | - | - |
| 営業利益 | 26.83億円 | 17.90億円 | +49.9% |
| 営業外収益 | 1.17億円 | - | - |
| 営業外費用 | 1.52億円 | - | - |
| 経常利益 | 27.08億円 | 17.56億円 | +54.2% |
| 法人税等 | 8.19億円 | - | - |
| 当期純利益 | 4.48億円 | 4.70億円 | -4.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 15.64億円 | -1.90億円 | +923.2% |
| 包括利益 | 17.48億円 | -41百万円 | +4363.4% |
| 減価償却費 | 4.93億円 | - | - |
| 支払利息 | 93百万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 176.75円 | -21.30円 | +929.8% |
| 1株当たり配当金 | 62.00円 | 0.00円 | - |
| 年間配当総額 | 5.55億円 | 5.55億円 | +0.0% |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 255.15億円 | - | - |
| 現金預金 | 85.05億円 | - | - |
| 固定資産 | 118.02億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 51.05億円 | - | - |
| 無形資産 | 13.66億円 | - | - |
| のれん |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | -11.42億円 | 9.83億円 | -21.25億円 |
| 投資活動によるキャッシュフロー | -6.35億円 | -8.16億円 | +1.81億円 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | 10.36億円 | 8.45億円 | +1.91億円 |
| フリーキャッシュフロー | -17.77億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 営業利益率 | 5.8% |
| 総資産経常利益率 | 6.9% |
| 配当性向 | 35.1% |
| 純資産配当率(DOE) | 2.6% |
| 1株当たり純資産 | 2,387.32円 |
| 純利益率 | 3.4% |
| 粗利益率 | 24.5% |
| 流動比率 | 220.9% |
| 当座比率 | 220.9% |
| 負債資本倍率 | 0.82倍 |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | +15.5% |
| 営業利益前年同期比 | +49.9% |
| 経常利益前年同期比 | +54.2% |
| 当期純利益前年同期比 | -4.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益前年同期比 | -21.0% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 9.42百万株 |
| 自己株式数 | 676千株 |
| 期中平均株式数 | 8.85百万株 |
| 1株当たり純資産 | 2,392.64円 |
| EBITDA | 31.76億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 60.00円 |
| セグメント | 売上高 |
|---|
| CONSULTANTBUSINESS | 443.04億円 |
| PRODUCTSBUSINESS | 7百万円 |
| SERVICEPROVIDERBUSINESS | 82百万円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 448.00億円 |
| 営業利益予想 | 23.00億円 |
| 経常利益予想 | 23.18億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 12.36億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 139.62円 |
| 1株当たり配当金予想 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
人・夢・技術グループ株式会社の2025年度Q4通期(連結、JGAAP)は、売上高が459.8億円と前年比+15.5%の増収、営業利益が26.83億円(+49.9%)と大幅増益となり、営業段階の改善が際立った。粗利益は112.44億円で粗利率は24.5%と、前年からのコストコントロールや価格・ミックス改善が示唆される一方、営業利益率は5.84%とサービス業としては健全なレンジに浮上した。経常利益は27.08億円と営業利益並みで、金融費用の影響は限定的(支払利息0.93億円、インタレストカバレッジ28.8倍)。最終利益は15.64億円(-21.0%)と減益で、税負担や非支配株主持分・特別要因の影響が最終段階で響いた可能性がある。デュポン分解では、純利益率3.40%、総資産回転率1.118倍、財務レバレッジ1.97倍から推計ROEは7.48%で、報告ROEと一致し実力値と整合的である。貸借対照表は総資産411.45億円、負債171.64億円、純資産209.12億円で、当社試算の自己資本比率は約50.8%と資本基盤は厚い。流動比率220.9%、当座比率220.9%と短期流動性は良好で、運転資本は139.63億円と潤沢である。一方、営業キャッシュフローは▲11.42億円と最終黒字に反しマイナス、営業CF/純利益は▲0.73と利益のキャッシュ化が遅延している。フリーキャッシュフローは▲17.77億円で、成長投資と運転資本増が資金需要を高め、財務CF+10.36億円で補填した構図である。EBITDAは31.76億円(マージン6.9%)と、減価償却費4.93億円を踏まえてもキャッシュ創出力は一定水準だが、期中の運転資本拡大がフリーキャッシュを圧迫した。配当は年間0円(配当性向0%)で、FCFマイナス局面では内部留保優先の慎重姿勢が確認できる。総じて、利益成長と資本効率は改善する一方、営業キャッシュフローの弱さと最終利益の減少が課題。今後は売上の質(回収サイト、稼働率・単価)と運転資本の最適化がカギとなる。財務レバレッジは抑制的で金利耐性も高いが、成長投資のキャッシュ要求に対し、内部創出の回復が求められる。データ上、いくつかの項目は未開示または別科目での開示であり、現金残高や株式数などは分析補足前提に留める。以上より、ファンダメンタルズは増収増益基調を維持しつつ、キャッシュフロー品質の改善が次期の焦点となる。
ROE分解(デュポン): 純利益率3.40% × 総資産回転率1.118回 × 財務レバレッジ1.97倍 = ROE約7.48%。営業利益率は5.84%(= 26.83億円 / 459.84億円)で前年比大幅改善(営業利益+49.9%)。粗利率24.5%と十分な付加価値を確保しており、販管費吸収の進展が営業レバレッジを押し上げたとみられる。EBITDAマージン6.9%から、減価償却負担は売上比約1.1%(4.93億円)と軽く、資産の資本集約度は低い。経常段階では金融費用0.93億円に対しEBIT/利息=28.8倍と余裕があり、非営業損益の希薄化が利益の質を高めている。最終利益の前年割れ(-21.0%)は税・非支配要因や特別損益の影響が示唆され、税前から当期純利益への落ち幅が大きい点は留意(税等8.19億円計上)。営業レバレッジ: 売上+15.5%に対し営業利益+49.9%と、限界利益率の上昇と固定費の相対的低下が示唆される(高い弾性)。利益率の質: 金融費用依存が低く本業ドリブン。課題は営業CFの伴わない最終段の減益で、利益の持続性はキャッシュ転換の改善が前提。
売上成長は+15.5%と高いモメンタム。棚卸資産ゼロのサービスモデル色が強く、人的稼働の拡大(人数×稼働率×単価)や受託案件積み上げが寄与した可能性。営業利益は+49.9%で費用効率化が進展、単価改定やミックス改善の可能性。最終利益は-21.0%と伸び悩み、税・少数株主持分・特別損失など非営業要因の逆風が示唆される。利益の質は営業段階で堅調だが、キャッシュ転換が弱い(営業CF/純利益▲0.73)点が成長の質を毀損。見通し面では、受注残・採用計画・単価動向・離職率・稼働率が売上持続可能性の決定要因。価格改定の浸透と人件費インフレ管理がマージン維持の鍵。運転資本(売上債権)効率が改善すれば、同じ売上成長でもFCFは大幅に好転する余地。短期的には増収基調の維持と営業レバレッジ継続が期待できるが、最終段のボラティリティ低減が課題。
流動性: 流動比率220.9%、当座比率220.9%で短期債務の支払能力は高い。運転資本は139.63億円と厚く、資金繰り耐性は良好。支払能力: インタレストカバレッジ28.8倍と金利負担は軽微。総負債1,716.4億円・純資産2,091.2億円・総資産4,114.5億円から、当社試算の自己資本比率は約50.8%と保守的なレバレッジ。負債資本倍率0.82倍もバランス良好。資本構成: 財務レバレッジ1.97倍はROEを押し上げるが過度ではなく、追加成長投資を支える余地がある。金融CF+10.36億円に依存した資金調達は一時的で、平常時は営業CF回復で賄う体制が望ましい。
利益の質: 当期純利益15.64億円に対し営業CF▲11.42億円で、営業CF/純利益▲0.73。売上成長局面に伴う売上債権の増加や前受・未払の期中変動が原因と推測される。FCF分析: 営業CF▲11.42億円、投資CF▲6.35億円でFCF▲17.77億円。減価償却4.93億円を考慮しても、運転資本の吸収がキャッシュを押し下げた。運転資本: 期末運転資本は139.63億円と大きく、回収サイト(DSO)・支払サイト(DPO)・前受金の管理が重要。短期的には資金需要を財務CF+10.36億円で補ったが、持続可能性は営業CF改善次第。今後は売上債権回転日数の短縮、与信管理強化、請求・回収プロセスの改善がキャッシュ創出を押し上げるレバー。
配当は年間0円、配当性向0%。FCFが▲17.77億円であることから、無配は内部留保優先と成長投資・運転資本需要に備える方針と整合的。EPS176.75円と利益創出力はあるが、営業CFがマイナスである局面ではFCFベースの配当余力は限定的。持続可能性の観点では、(1) 営業CFの黒字化、(2) FCFの安定化、(3) レバレッジ維持を確認後の段階的復配が現実的。配当方針の見通しは、キャッシュコンバージョン改善と投資計画の進捗に依存。FCFカバレッジ0.00倍(当期は無配)で、将来の配当実行には運転資本の解放が必要。
ビジネスリスク:
- 売上債権増によるキャッシュ回収遅延(営業CF/純利益が▲0.73)
- 人件費インフレや採用競争激化による粗利率圧迫
- 受注・稼働率の変動に伴う営業レバレッジの逆回転リスク
- 主要顧客・特定業種への依存が高い場合の需要変動リスク
- 価格改定の遅れや契約条件の不利な変更
財務リスク:
- FCFマイナスの継続に伴う外部調達依存度上昇
- 金利上昇局面での資金調達コスト増(現状は耐性あり)
- 運転資本膨張によるバランスシート効率の低下
- 特別損益・非支配株主持分の変動による最終利益のボラティリティ
主な懸念事項:
- 最終利益が前年比▲21.0%と減益、税・非営業要因の把握が必要
- 営業CFのマイナスが利益成長に伴って改善するかの検証
- 売上の質(単価・稼働率・回収サイト)の持続性
重要ポイント:
- トップライン+15.5%、営業利益+49.9%で収益性は明確に改善
- ROE7.48%はレバレッジ1.97倍と資産効率1.118回の積み上げによる帰結
- 営業CF▲11.42億円、FCF▲17.77億円でキャッシュフロー品質は課題
- 流動性・資本基盤は強固(当社試算自己資本比率約50.8%、流動比率220.9%)
- 配当は無配で内部留保優先、キャッシュ回復が復配の前提
注視すべき指標:
- 営業CF/純利益(目安: >1.0への回復)
- 売上債権回転日数(DSO)と回収率
- EBITDAマージンと販管費率の推移
- 受注残・稼働率・平均単価
- 財務CF依存度とネット有利子負債の推移
- 税前-最終利益ブリッジ(税・非支配・特別損益の影響度)
セクター内ポジション:
同業サービス業の中で売上成長率は高め、営業利益率はミッドシングルに改善し相対的に堅調。一方でキャッシュコンバージョンは同業優良水準に劣後し、運転資本効率の改善が相対評価の鍵となる。資本基盤は同業平均以上に厚く、成長投資余力は確保。
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