- 売上高: 1,535.73億円
- 営業利益: 36.12億円
- 当期純利益: 54.45億円
- 1株当たり当期純利益: 80.87円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 1,535.73億円 | 1,468.04億円 | +4.6% |
| 売上原価 | 1,378.26億円 | - | - |
| 売上総利益 | 89.77億円 | - | - |
| 販管費 | 44.91億円 | - | - |
| 営業利益 | 36.12億円 | 44.85億円 | -19.5% |
| 営業外収益 | 18.63億円 | - | - |
| 営業外費用 | 2.59億円 | - | - |
| 経常利益 | 44.63億円 | 60.90億円 | -26.7% |
| 法人税等 | 29.89億円 | - | - |
| 当期純利益 | 54.45億円 | - | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 30.42億円 | 54.60億円 | -44.3% |
| 包括利益 | 45.43億円 | -50.57億円 | +189.8% |
| 減価償却費 | 82.63億円 | - | - |
| 支払利息 | 1.84億円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 80.87円 | 135.01円 | -40.1% |
| 1株当たり配当金 | 35.00円 | 35.00円 | +0.0% |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 740.45億円 | - | - |
| 現金預金 | 299.19億円 | - | - |
| 売掛金 | 395.18億円 | - | - |
| 固定資産 | 4,266.29億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 3,578.86億円 | - | - |
|
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 113.39億円 | - | - |
| 財務活動によるキャッシュフロー | 26.98億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 1株当たり純資産 | 7,603.05円 |
| 純利益率 | 2.0% |
| 粗利益率 | 5.8% |
| 流動比率 | 82.5% |
| 当座比率 | 82.5% |
| 負債資本倍率 | 0.76倍 |
| インタレストカバレッジ | 19.63倍 |
| EBITDAマージン | 7.7% |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | +4.6% |
| 営業利益前年同期比 | -19.5% |
| 経常利益前年同期比 | -26.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益前年同期比 | -44.3% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 40.77百万株 |
| 自己株式数 | 3.97百万株 |
| 期中平均株式数 | 37.62百万株 |
| 1株当たり純資産 | 7,654.74円 |
| EBITDA | 118.75億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 35.00円 |
| 期末配当 | 35.00円 |
| セグメント | 売上高 | 営業利益 |
|---|
| CharteredTransportationServices | 129.28億円 | 11.60億円 |
| InternationalOperations | 60.74億円 | 1.69億円 |
| Logistics | 116.60億円 | 19.53億円 |
| Transporting | 1,193.35億円 | 23.00億円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 3,163.00億円 |
| 営業利益予想 | 81.00億円 |
| 経常利益予想 | 97.00億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 130.00億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 352.59円 |
| 1株当たり配当金予想 | 38.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
福山通運(9075)の2026年度第2四半期(累計)業績は、売上高153,573百万円(前年同期比+4.6%)と増収ながら、営業利益3,612百万円(同-19.5%)、当期純利益3,042百万円(同-44.3%)と減益で、コスト上昇と価格転嫁ラグによるマージン圧迫が顕著です。売上総利益は8,977百万円、粗利率は5.8%と薄く、運輸・物流(LTL/共同配送中心)特有の労務・燃料・外注費の上昇が響いたとみられます。営業利益率は2.4%(=3,612/153,573)、経常利益は4,463百万円で経常利益率2.9%と、金融収支を含めても利益率は限定的です。EPSは80.87円を確保した一方、ROEは1.08%(デュポン:純利益率1.98%×総資産回転率0.303×財務レバレッジ1.80)と低水準で、収益性の改善が課題です。総資産506,750百万円に対し総資産回転率は0.303回(半期ベースのため年換算で約0.61回相当)と資産効率は中立〜やや低めです。財務レバレッジは1.80倍、負債資本倍率0.76倍と過度なレバレッジは見られません。流動資産74,045百万円に対し流動負債89,778百万円で流動比率82.5%、運転資本は-15,733百万円と短期流動性にややタイト感があります。営業CFは11,339百万円と純利益の約3.73倍で、減価償却費8,263百万円の寄与によりキャッシュ創出力は利益水準に比して堅調です。インタレストカバレッジは19.6倍(=営業利益/支払利息)と金利耐性は十分です。税金等は2,989百万円で、単純計算の実効税率は約49.5%(推計)と高めで利益減少局面での税負担が重く見えます。コストインフレ(人件費・外注費・燃料)と2024年問題に伴う人手不足・賃上げ圧力が利益率低下の主要因と推察され、価格改定・付加価値サービス拡大・稼働効率改善が鍵です。減価償却負担が大きいことは中長期の設備更新・車両投資を示唆し、資本集約度が収益性を抑制しています。配当関連データは不記載が多く(年間配当・配当性向等)、本時点では配当方針の判断材料が限定的です。総じて、売上は堅調だがコスト波及のタイムラグと営業レバレッジの逆回転で利益が圧縮され、短期的にはマージンボラティリティが課題。中期では価格改定の浸透、積載率・幹線効率化、共同配送ネットワーク最適化といった施策が改善ドライバーとなり得ます。なお、一部の項目は不記載(0表記)であり、現金残高・投資CF・自己資本比率・株式数等は分析に用いていません(数値の欠落は当社の分析制約です)。
ROEは1.08%で、デュポン分解は純利益率1.98%×総資産回転率0.303×財務レバレッジ1.80。最も改良余地が大きいのは純利益率(営業利益率の改善)と資産回転率。営業利益率は約2.4%、経常利益率は2.9%、純利益率1.98%と段階的に薄く、営業段階のコスト圧力が主因。EBITDAは11,875百万円、EBITDAマージン7.7%で、D&A負担(8,263百万円)が重く、設備・車両資産の資本回収が収益性を圧迫。営業レバレッジは負の方向に作用(売上+4.6%に対し営業利益-19.5%)しており、限界利益率の低下や固定費・労務費の増加を示唆。コスト構造上、労務費・外注費・燃料費の上昇に対し、運賃・付帯料金(燃料サーチャージ等)の価格転嫁が半期内に十分追いついていない可能性。金融費用は184百万円と小さく、営業段階での改善がROE向上に直結。税負担は推計実効税率約49.5%と高めで、税効果や一過性要因の影響も考えられる。
売上高は+4.6%と堅調で、B2B荷動きの底堅さや価格改定寄与を示唆。ただし利益は営業段階で減速し、利益の質は低下。短期見通しは、(1) 更なる価格改定・サーチャージ適用の浸透、(2) 幹線・集配効率改善(積載率・回転率向上)、(3) 人件費上昇への対応(自動化・DX・働き方改革)に左右。設備・車両更新を背景に減価償却負担は継続見込みで、名目的売上成長に対して利益成長はタイムラグが想定される。中期では共同配送ネットワークの最適化や高付加価値物流(定温、危険物、EC向けB2B2C等)の拡大がマージン改善ドライバー。外部要因として燃料価格と人手不足はボラティリティ要因で、需給が引き締まれば価格交渉力改善が追い風。
総資産506,750百万円、負債合計212,901百万円、純資産281,662百万円で財務基盤は厚い。負債資本倍率0.76倍と保守的。流動資産74,045百万円に対し流動負債89,778百万円で流動比率82.5%、当座比率も同水準と短期流動性はややタイト。運転資本は-15,733百万円で、前受金や買入債務活用の可能性がある一方、支払サイクル短縮時には資金流出のリスク。支払利息184百万円、インタレストカバレッジ19.6倍で利払い耐性は十分。実効的な有利子負債残高は未開示だが、金利負担水準からみてレバレッジは抑制的と推察。
営業CFは11,339百万円で純利益3,042百万円の約3.73倍。減価償却費8,263百万円が大きく、非現金費用の寄与と運転資本の改善が営業CFを下支えした可能性。投資CFは不記載であるため、フリーキャッシュフローの厳密な算定は不可(提示のFCF=0は不記載に起因)。営業CF創出は良好だが、資本集約的ビジネスのため、通常は車両・拠点・IT投資が継続的に必要で、実際のFCFは投資額に依存。運転資本は半期でマイナス構造(-15,733百万円)だが、事業特性上の前受・買掛活用の可能性があり、季節性の影響にも留意が必要。
年間配当・配当性向・FCFカバレッジの定量情報は本開示では不記載。EPSは80.87円で配当余力自体はあるが、減益局面と投資需要(更新投資・自動化投資)を踏まえると、還元と投資のバランスが論点。営業CFは堅調な一方、実際の投資CF水準が不明で、FCFベースの配当持続性評価は現時点で保留。会社方針(連結配当性向目標やDOE等)の確認が必要。
ビジネスリスク:
- 人手不足・賃金上昇(2024年問題)によるコスト増と収容量制約
- 燃料価格・高速料金の上昇と価格転嫁ラグ
- 外注費(協力会社費用)上昇とネットワーク効率の低下
- 景気減速時のB2B荷動き悪化・単価下押し
- 事故・コンプライアンス・労務規制強化によるコスト増
- 大口顧客の契約更改に伴う価格競争
- 設備更新・IT投資の遅れによる効率性悪化
財務リスク:
- 短期流動性のタイト化(流動比率82.5%、運転資本マイナス)
- 高水準の減価償却負担に伴うFCF圧迫リスク(投資CF未把握)
- 税負担の変動(推計実効税率高止まり)
- 金利上昇局面での利払い増(現状耐性は高いが基礎的リスク)
主な懸念事項:
- 売上+4.6%に対し営業利益-19.5%のミスマッチ=価格転嫁とコストのギャップ
- 粗利率5.8%と薄利構造の中での固定費増
- 投資CF不記載によりFCFの持続性評価が不確実
重要ポイント:
- 増収ながらマージン悪化でROEは1.08%に低下、営業段階の改善が最優先課題
- 営業CFは堅調(OCF/NI=3.73倍)でキャッシュ創出力は利益以上、投資規模次第でFCF改善余地
- 短期流動性はややタイト(流動比率82.5%)だが利払い耐性は十分(19.6倍)
- 価格改定・サーチャージ浸透と効率化がH2以降の利益回復ドライバー
注視すべき指標:
- 運賃・サーチャージの改定進捗と単価上昇率
- 人件費・外注費の対売上高比率の推移
- 積載率・幹線稼働率・再配達率などの効率KPI
- 燃料価格と価格転嫁タイムラグ
- 減価償却費と新規投資額(投資CF)
- 運転資本回転(売上債権・買入債務の回転日数)
セクター内ポジション:
国内LTL・共同配送セグメントにおいて、堅固なネットワークを持つ一方、資本集約度とコスト上昇の影響を受けやすく、同業他社と比べて短期のマージンボラティリティが大きい可能性。価格交渉力・効率化の実行速度が相対的ポジショニングを左右。
本分析はAIにより自動生成されたものです。以下の点にご留意ください。
- 正確性の非保証: 本分析の正確性・完全性は保証されません。正確な財務データについては、必ずTDnet等で公開されている開示資料の原本をご確認ください
- 投資助言ではありません: 本分析は一般的な情報提供を目的としており、金融商品取引法に定める投資助言には該当しません。特定の有価証券の売買を推奨するものではありません
- 自己責任の原則: 投資判断はご自身の責任において行ってください。本分析に基づく投資により生じた損失について、当サービスは一切の責任を負いません