株式会社 りそなホールディングスの2026年度第2四半期決算レポート
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四半期決算短信の開示範囲について
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 経常利益 | 1,996.56億円 | 1,614.86億円 | +23.6% |
| 法人税等 | 432.57億円 | - | - |
| 当期純利益 | 1,153.12億円 | - | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,428.66億円 | 1,142.44億円 | +25.1% |
| 包括利益 | 2,126.48億円 | 619.58億円 | +243.2% |
| 1株当たり当期純利益 | 62.55円 | 49.30円 | +26.9% |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | 62.55円 | 49.30円 | +26.9% |
| 1株当たり配当金 | 11.50円 | 11.50円 | +0.0% |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 有形固定資産 | 3,119.67億円 | - | - |
| 無形資産 | 500.12億円 | - | - |
| 総資産 | 763,193.30億円 | 773,708.16億円 | -10,514.86億円 |
| 負債合計 | 746,180.00億円 | - | - |
| 純資産 | 29,048.02億円 | 27,528.15億円 | +1,519.87億円 |
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 負債資本倍率 | 25.69倍 |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|---|
| 経常利益前年同期比 | +23.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益前年同期比 | +25.1% |
| 包括利益前年同期比 | +2.4% |
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 2.31十億株 |
| 自己株式数 | 33.26百万株 |
| 期中平均株式数 | 2.28十億株 |
| 1株当たり純資産 | 1,277.47円 |
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 第2四半期配当 | 11.50円 |
| 期末配当 | 13.50円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|---|
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 2,400.00億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 105.32円 |
| 1株当たり配当金予想 | 14.50円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
りそなHD(連結、JGAAP)の2026年度第2四半期(累計)では、当期純利益が1,428.66億円と前年同期比+25.1%の増益となり、利益成長が顕著でした。営業利益・経常利益は1,996.56億円で横ばい表記ですが、税金等(法人税等)432.57億円を踏まえた実効税率は約23.3%と推計され、税負担は適正レンジに見えます。総資産は76.32兆円、純資産は2.90兆円で、総資産/純資産のレバレッジは約26.3倍と銀行業の水準感です。半期ベースのROEは純利益1,428.66億円/期末純資産2.9048兆円=約4.9%(単純年換算で約9.8%)と、収益効率の改善が示唆されます。ROAは0.19%(年換算0.37%)程度で、低金利下の国内銀行として妥当なレンジに収れんしています。貸出・預金やNIM等の銀行固有KPIは未開示(0表記)で把握できないものの、純利益成長は与信費用の安定や市場関連損益の好転、手数料収益の底堅さのいずれかが寄与した可能性があります。財務健全性は、負債資本倍率が約25.7倍と高レバレッジである一方、銀行業のビジネスモデルを踏まえると特段の違和感はありません。キャッシュフロー(営業・投資・財務)は未開示(0表記)のため、会計上利益と現金創出力の突き合わせは不可能です。配当は年間0円の表示ですが、データ制約による未開示の可能性が高く、実際の配当方針・実績は本資料からは判断できません。EPSは62.55円で、単純に半期を年換算すれば125円程度の実力が示唆されますが、季節性や一過性要因の影響に留意が必要です。自己資本比率(会計上)は0.0%と表示されていますが、これは不記載項目の扱いであり、実際の規制資本(CET1比率等)は別開示で確認が必要です。費用効率(OHR)や与信費用率、NPL比率、含み評価差額(その他包括利益/有価証券評価)といった重要指標が欠落しており、収益の持続可能性評価に一定の不確実性が残ります。とはいえ、純利益の二桁成長と年換算ROEの持ち直しはポジティブで、国内金利環境の正常化が進めばNIM改善を通じた収益押し上げ余地があります。一方で、金利上昇局面では債券ポートフォリオの評価損や含みの変動、預貸スプレッドの転嫁力、デュレーション管理がリスク要因になります。総じて、2026年度上期は利益水準・資本効率ともに改善トレンドを示唆するが、重要な銀行特有KPI未開示のため判断には留保が必要、というのが本分析の結論です。
デュポン分解(半期実績ベースの近似):ROE ≒ 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ。売上高が銀行業で非適用のため、純利益率は経常収益基準では測れませんが、代替として総資産利益率(ROA)0.187%(=142,866百万円/76,319,330百万円)とレバレッジ26.3倍から、ROEの近似は約4.9%(半期)となります。年換算では約9.8%と健全水準。利益率の質:税前利益を純利益+法人税等で近似すると1,861.23億円、実効税率は約23.3%で安定的。与信費用や市場関連損益の内訳が不明なため、利益の再現性評価は限定的。営業レバレッジ:営業利益は1,996.56億円で前年並み表記、純利益は+25.1%と伸長しており、非営業要因(税負担、持分損益、少数株主損益、評価損益の改善等)が寄与した可能性。費用対収益比(OHR)未開示のため、コスト効率の定量評価は不可。総じて、レバレッジに依存せず、税後ベースの収益性が改善。
売上(経常収益)データは不詳だが、当期純利益+25.1%の伸長は、国内金利上昇局面におけるNIM改善、与信費用の低位安定、または有価証券関連損益の改善のいずれか(または複合)で説明可能。営業利益が横ばい表記であるため、下期以降の持続性は、コア業務純益の伸び(預貸スプレッド、手数料)に依存。見通し:日銀の政策正常化が段階的に進む前提では、国内リテール・中小企業向け貸出の再価格改定で利鞘拡大余地。一方で、債券ポートの評価影響や預金ベータ上昇による調達コスト増がヘッドウィンド。手数料面では投信・保険・信託関連の回復が期待されるが、市況連動性が高い。短期的には上期の高い純利益水準の反動に注意、中期的には金利正常化とコストコントロールが鍵。
流動性:流動資産・流動負債は銀行業に馴染まず未開示。代替的に総資産76.3兆円、負債74.6兆円の大規模なバランスシートを維持。市場流動性・預金基盤の安定性は別開示(LCR/NSFR)で確認が必要。支払能力:純資産2.90兆円、レバレッジ約26.3倍。規制資本(CET1比率、レバレッジ比率、TLAC該当性)はデータ欠落のため評価不可。資本構成:負債資本倍率25.7倍で銀行としては標準的レンジ。含み損益(OCI)や金利リスクの資本影響(金利ショック感応度)が評価上の要点だが未開示。総じて、会計上の自己資本は十分な絶対額を有するが、規制資本の健全性判断には追加情報が必要。
営業・投資・財務CFはいずれも未開示(0表記)のため、キャッシュフローによる利益品質検証(営業CF/純利益、FCF創出力)は実施不能。銀行業では営業CFがマネタリーベースや貸出/預金の変動で大きく振れるため、通常の事業会社的FCF評価は適切でない。代替評価としては、(1)与信費用の水準と実体ベースの回収動向、(2)含み損益の変動管理、(3)コア業務純益の持続性、(4)規制資本内での内部生成資本の厚み、を確認すべき。現時点の純利益1,428.66億円は内部留保の源泉となり得るが、CF裏付けはデータ不足。
配当は年間0円、配当性向0%と表示されるが、未開示の可能性が高く、実際の方針は判断不可。EPS62.55円(半期)を年換算すると約125円で、平常時の配当余力は相応と推察されるが、確証はない。FCFカバレッジは算定不能(CFデータ未開示)。銀行における配当持続性の判断は、(1)コア純益の安定性、(2)与信費用サイクル、(3)規制資本(CET1)余剰、(4)含み損益の変動耐性、に依存。現状、純利益の増勢と年換算ROE改善は配当原資の拡大を示唆するが、規制資本・リスクアセットの動向確認が前提。
ビジネスリスク:
財務リスク:
主な懸念事項:
重要ポイント:
注視すべき指標:
セクター内ポジション: メガバンク(MUFG/SMFG/みずほ)に比べ国際分散が限定的で国内金利・与信循環への感応度が高い一方、リテール・中小企業向けの基盤は厚く、金利正常化局面でのNIM改善の弾力は相対的に享受しやすい可能性がある。規制資本や含みの安定度合いが相対優位/劣位を左右するため、資本指標の開示が鍵。
本分析はAIにより自動生成されたものです。以下の点にご留意ください。
| 資本金 | 505.52億円 | - | - |
| 資本剰余金 | 698.13億円 | - | - |
| 利益剰余金 | 22,387.61億円 | - | - |
| 自己株式 | -66.22億円 | - | - |
| 株主資本 | 28,822.25億円 | 27,291.57億円 | +1,530.68億円 |