- 売上高: 11.40億円
- 営業利益: 72百万円
- 当期純利益: 1.56億円
- 1株当たり当期純利益: 4.96円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 11.40億円 | 12.13億円 | -6.0% |
| 売上原価 | 6.70億円 | - | - |
| 売上総利益 | 5.43億円 | - | - |
| 販管費 | 3.85億円 | - | - |
| 営業利益 | 72百万円 | 1.58億円 | -54.4% |
| 営業外収益 | 2百万円 | - | - |
| 営業外費用 | 2百万円 | - | - |
| 経常利益 | 71百万円 | 1.59億円 | -55.3% |
| 法人税等 | 3百万円 | - | - |
| 当期純利益 | 1.56億円 | - | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 68百万円 | 1.55億円 | -56.1% |
| 包括利益 | 94百万円 | 1.15億円 | -18.3% |
| 減価償却費 | 1.18億円 | - | - |
| 支払利息 | 2百万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 4.96円 | 11.32円 | -56.2% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 14.86億円 | - | - |
| 現金預金 | 4.39億円 | - | - |
| 棚卸資産 | 15百万円 | - | - |
| 固定資産 | 2.50億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 6,000円 | - | - |
| 無形資産 |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | -2.64億円 | - | - |
| 財務活動によるキャッシュフロー | -2.44億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 純利益率 | 6.0% |
| 粗利益率 | 47.7% |
| 流動比率 | 106.6% |
| 当座比率 | 105.5% |
| 負債資本倍率 | 5.18倍 |
| インタレストカバレッジ | 42.03倍 |
| EBITDAマージン | 16.7% |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | -6.0% |
| 営業利益前年同期比 | -54.5% |
| 経常利益前年同期比 | -55.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益前年同期比 | -56.2% |
| 包括利益前年同期比 | -18.4% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 13.83百万株 |
| 自己株式数 | 62千株 |
| 期中平均株式数 | 13.77百万株 |
| 1株当たり純資産 | 21.50円 |
| EBITDA | 1.90億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 0.00円 |
| セグメント | 売上高 | 営業利益 |
|---|
| America | 2.61億円 | -27百万円 |
| Japan | 1.27億円 | 52百万円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 17.50億円 |
| 営業利益予想 | -1.90億円 |
| 経常利益予想 | -2.00億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | -2.30億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | -16.71円 |
| 1株当たり配当金予想 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
クボテック株式会社(連結、JGAAP)の2026年度第2四半期は、売上高11.4億円(前年同期比-6.0%)に対し、営業利益0.72億円(-54.5%)、当期純利益0.68億円(-56.2%)と、売上の縮小以上に利益が大きく落ち込む決算となった。粗利益率は47.7%と依然高水準だが、営業利益率は6.3%へと大幅に低下し、固定費吸収の弱さが顕在化している。デュポン分解では、純利益率5.96%、総資産回転率0.908倍、財務レバレッジ4.24倍からROEは22.97%と算出され、見かけ上の自己資本効率は高い。ただし、営業CFが-2.64億円、営業CF/純利益比率が-3.88倍と、利益に対する現金創出の乖離が大きく、ROEの質は必ずしも高くない。インタレストカバレッジは42.0倍と利払い負担は軽微だが、負債資本倍率5.18倍とレバレッジの高さが資本構成上の脆弱性を示唆する。流動比率106.6%、当座比率105.5%と短期流動性は最低限の余裕を確保する一方、運転資本は9.18億円と資金を拘束している可能性がある。売上が-6%の減収に対し営業利益が-54.5%と大幅減益であったことから、推定営業レバレッジは約9倍と高く、トップラインの変動が利益に与える影響が極めて大きい。減価償却費は1.18億円でEBITDAは1.90億円(マージン16.7%)を確保しているが、運転資本の悪化等で営業CFは大幅マイナスに転じている。投資CFは開示値ベースで0円、財務CFは-2.44億円と資金の流出が続いており、借入返済またはその他の資本関連支出が推察される。配当は無配(配当性向0%)で、FCFカバレッジも0.00倍と記載されているが、FCFは算出に必要な投資額(設備投資等)の詳細が不足しており、最終評価には限界がある。貸借対照表では総資産125.6億円に対し流動資産148.58億円、負債合計153.35億円、純資産29.6億円と、数値間の整合性に留意が必要(科目定義や期間差・集計単位の差異の可能性)。ただし、デュポンのレバレッジ4.24倍から逆算した自己資本はおおむね約29.6億円と整合し、ROE算定の内部一貫性はある。売上の伸び悩みと高い営業レバレッジ、弱いキャッシュコンバージョンの組み合わせは、短期的な利益変動性と流動性圧力の高まりにつながりうる。今後は、売上の下げ止まりと、運転資本の正常化による営業CFの黒字転換、ならびにレバレッジ低減が重要テーマとなる。データには未記載項目や勘定科目のマッピング差と思われる点があり、キャッシュ等の実残高や投資額の把握に制約があるため、以下の分析は開示済みの非ゼロ項目と計算済み指標を中心に行っている。
ROE分解:純利益率5.96% × 総資産回転率0.908倍 × 財務レバレッジ4.24倍 ≈ ROE22.97%。純利益率は売上総利益率47.7%に対し営業費用の増加(または売上減少による固定費未吸収)で6.0%台まで低下。営業利益率は約6.3%(=72百万円/1,140百万円)。経常利益71百万円と営業利益72百万円が近接し、金融損益のインパクトは軽微(支払利息1.7百万円、インタレストカバレッジ42倍)。実効税率は開示指標上0.0%とされており、税負担は限定的(税効果・繰延税資産/負債や一過性要因の可能性)。EBITDAは190百万円(マージン16.7%)と、非現金費用を加味すれば収益力は相応にある一方、売上減に対する営業利益の弾性が大きく、固定費比率が高い構造が示唆される。営業レバレッジの概算(営業利益成長率/売上成長率)≈ -54.5% / -6.0% ≈ 9.1倍で、売上変動に対する利益感応度が高い。利益の質:利益率は見かけ上確保される一方で、営業CFがマイナスでキャッシュ創出に乏しく、利益の現金裏付けは弱い。
売上は-6.0%と減収。既存製品の更新サイクル鈍化、ライセンス販売の伸び悩み、もしくは一過性の大型案件反動減などの可能性。利益の質は低下しており、営業利益-54.5%は価格やミックスの悪化、または人件費・研究開発費・販管費の上昇が背景と見られる。EBITDAマージン16.7%はまだ二桁を維持するが、キャッシュ面では運転資本の増加が足かせ。見通しとしては、-6%程度のトップラインの変動でも利益が大きく振れるため、下期に向けた受注/更新率の回復、サブスク・保守の継続率、価格改定の浸透が鍵。営業CFの黒字化と在庫・売上債権の圧縮が進めば利益の質は改善余地がある。定常的な投資CFが不明のため成長投資の強度は判断困難だが、減価償却1.18億円を踏まえると一定のソフト/設備投資は継続している可能性。
流動性:流動比率106.6%、当座比率105.5%と最低限の安全域。運転資本は91.8百万円で資金を吸収。支払能力:インタレストカバレッジ42倍と利払い余力は厚い。資本構成:負債資本倍率5.18倍、デュポン上のレバレッジ4.24倍と高めで、自己資本クッションは薄い。貸借対照表数値間に不整合が見られるが(例:流動資産が総資産を上回る表示、負債と純資産の和との乖離)、分析は公開の計算済み指標・一貫性のある比率に基づく。
営業CFは-263.8百万円で、大幅な現金流出。営業CF/純利益=-3.88倍と利益のキャッシュ転換が弱い。要因は運転資本の増加(売上債権や前払費用、棚卸資産など)と推察されるが、内訳は未開示。投資CFは0円と表示で判断不能、減価償却(118.2百万円)から一定の維持投資があるはずで、CapExの未記載が想定される。FCFは開示指標で0円となっており、実質的なフリーCFの評価は不可。財務CFは-244.3百万円と資金流出(借入返済等)が継続。結論として、今期上期の利益は現金創出に結びついておらず、利益の質は低い。短期的には運転資本の巻き戻しと投資水準の可視化が重要。
年間配当0円、配当性向0%で内部留保優先の方針。営業CFがマイナス、FCF指標も実質不明であるため、現状のキャッシュ創出力からみた配当原資は限定的。財務CFでの資金流出(244.3百万円)を踏まえると、当面は配当よりも財務健全性や投資配分を重視する段階と推察。将来の配当再開/増配には、(1) 営業CFの黒字安定化、(2) 運転資本の適正化、(3) レバレッジの抑制が前提。配当方針見通しは、収益の安定化とFCFの可視化が確認されるまで慎重姿勢が継続する可能性。
ビジネスリスク:
- 高い営業レバレッジによる売上変動時の利益の振れの大きさ
- 更新・保守契約やライセンス販売の伸び悩み(需要循環・顧客投資意欲の影響)
- 価格競争・為替(海外売上がある場合)の採算圧迫
- 研究開発・人件費など固定費上昇による利益率低下
- 大口顧客依存や案件偏重による案件ミックス変動リスク
財務リスク:
- 営業CFの赤字継続による流動性圧力
- 負債資本倍率が高いことによる財務柔軟性の制約
- 運転資本の膨張による資金拘束と借入依存度上昇リスク
- 貸借対照表の科目整合性不明瞭による実態把握の難しさ
主な懸念事項:
- 営業CF/純利益が-3.88倍と利益の質が低い点
- 売上-6%に対し営業利益-54.5%と感応度が過度に高い点
- レバレッジの高さ(負債資本倍率5.18倍)
- 配当原資の不足とFCFの不透明さ
重要ポイント:
- ROEは22.97%と高いが、営業CFマイナスで質は脆弱
- 営業レバレッジが高く、トップライン回復が業績改善の最大ドライバー
- 短期流動性はかろうじて確保も、レバレッジ水準は高めで注意
- 運転資本正常化と投資水準の可視化がバリュエーション持続性の鍵
注視すべき指標:
- 受注残・更新率(リテンション)とARR/保守収入の伸び
- 売上債権回転日数、棚卸回転日数、前受収益の推移
- 営業CFとFCF(CapExの開示、設備/ソフト投資の水準)
- 販管費率(特に人件費・R&D比率)と価格改定の進捗
- 純有利子負債とレバレッジ指標の改善度合い
セクター内ポジション:
同業ソフトウェア/エンジニアリング系と比べ、粗利率は競争力ある一方、営業レバレッジが高くキャッシュコンバージョンが弱い局面。収益の安定性とFCFの一貫性でやや劣後、トップライン回復期には感応度の高さが相対優位に転じうる。
本分析はAIにより自動生成されたものです。以下の点にご留意ください。
- 正確性の非保証: 本分析の正確性・完全性は保証されません。正確な財務データについては、必ずTDnet等で公開されている開示資料の原本をご確認ください
- 投資助言ではありません: 本分析は一般的な情報提供を目的としており、金融商品取引法に定める投資助言には該当しません。特定の有価証券の売買を推奨するものではありません
- 自己責任の原則: 投資判断はご自身の責任において行ってください。本分析に基づく投資により生じた損失について、当サービスは一切の責任を負いません