- 売上高: 73.72億円
- 営業利益: 8.63億円
- 当期純利益: 6.34億円
- 1株当たり当期純利益: 199.22円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 73.72億円 | 72.85億円 | +1.2% |
| 売上原価 | 36.18億円 | - | - |
| 売上総利益 | 36.67億円 | - | - |
| 販管費 | 27.87億円 | - | - |
| 営業利益 | 8.63億円 | 8.80億円 | -1.9% |
| 営業外収益 | 49百万円 | - | - |
| 営業外費用 | 4百万円 | - | - |
| 経常利益 | 9.17億円 | 9.24億円 | -0.8% |
| 法人税等 | 2.91億円 | - | - |
| 当期純利益 | 6.34億円 | - | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 6.22億円 | 6.22億円 | +0.0% |
| 包括利益 | 8.60億円 | 7.91億円 | +8.7% |
| 減価償却費 | 4.07億円 | - | - |
| 支払利息 | 2百万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 199.22円 | 199.70円 | -0.2% |
| 1株当たり配当金 | 35.00円 | 35.00円 | +0.0% |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 137.83億円 | - | - |
| 現金預金 | 106.26億円 | - | - |
| 棚卸資産 | 1.79億円 | - | - |
| 固定資産 | 108.07億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 66.80億円 | - | - |
| 無形資産 |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 9.76億円 | - | - |
| 財務活動によるキャッシュフロー | -4.12億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 純利益率 | 8.4% |
| 粗利益率 | 49.7% |
| 流動比率 | 316.8% |
| 当座比率 | 312.7% |
| 負債資本倍率 | 0.30倍 |
| インタレストカバレッジ | 436.96倍 |
| EBITDAマージン | 17.2% |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | +1.2% |
| 営業利益前年同期比 | -1.9% |
| 経常利益前年同期比 | -0.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益前年同期比 | -0.1% |
| 包括利益前年同期比 | +8.6% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 3.42百万株 |
| 自己株式数 | 297千株 |
| 期中平均株式数 | 3.12百万株 |
| 1株当たり純資産 | 6,232.71円 |
| EBITDA | 12.70億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 35.00円 |
| 期末配当 | 35.00円 |
| セグメント | 売上高 | 営業利益 |
|---|
| CareWelfareRelated | 5.82億円 | 6万円 |
| HomeMedicalTreatmentRelated | 35.53億円 | 4.31億円 |
| MedicalGasEquipmentInstallationRelated | 37百万円 | 92百万円 |
| MedicalGasRelated | 19.37億円 | 2.83億円 |
| NursingHome | 1.76億円 | -2百万円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 152.60億円 |
| 営業利益予想 | 20.70億円 |
| 経常利益予想 | 21.40億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 14.76億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 472.57円 |
| 1株当たり配当金予想 | 45.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
星医療酸器の2026年度第2四半期(上期)連結決算は、売上高が73.72億円(前年同期比+1.2%)と増収ながら、営業利益は8.63億円(同-1.9%)と小幅減益となり、軽度のマージン圧力が示唆されました。売上総利益は36.67億円、粗利率は約49.7%と高水準を維持しており、価格決定力や在宅酸素等のサービス収益の比率が高いビジネスミックスがうかがえます。一方で営業利益率は約11.7%で、前年から僅かに低下した可能性が高く、販管費の伸びが売上成長をわずかに上回ったとみられます。経常利益は9.17億円、当期純利益は6.22億円(同-0.1%)でほぼ横ばい、金融費用は支払利息1,975万円と極めて軽微です。当社計算の実効税率は約31.9%(法人税等2.91億円 ÷ 税引前利益約9.13億円)で標準的な水準です。デュポン分解では、純利益率8.44%、総資産回転率0.290倍、財務レバレッジ1.30倍から算出されるROEは約3.20%と控えめで、低い資産回転がROEの抑制要因です。総資産は253.89億円、純資産は194.66億円、負債合計は58.74億円で、当社計算の自己資本比率は約76.7%と極めて健全です(開示の自己資本比率は未記載扱いと解釈)。流動資産は137.83億円、流動負債は43.51億円で、流動比率約316.8%、当座比率約312.7%と高い流動性を示します。営業キャッシュフローは9.76億円と純利益を上回り(営業CF/純利益=1.57倍)、利益の現金裏付けは良好です。EBITDAは12.70億円、EBITDAマージン17.2%で、減価償却費4.07億円を十分に吸収できるキャッシュ創出力があります。インタレスト・カバレッジは約437倍と金利耐性は非常に高いです。棚卸資産は1.79億円と全体に対して小さく、医療サービス中心のビジネス特性が反映されています。営業レバレッジは期中にマイナスに振れ、1.2%の増収に対し営業減益となったことから、費用インフレや人件費・保守費の上昇が示唆されます。総じて、収益性は高い粗利率と堅調なキャッシュ創出に支えられ、財務安全性は極めて高い一方、成長速度と資産効率の向上が中期的な課題です。データ上、投資CF・現金同等物・配当・自己資本比率・株式数など一部は未記載項目が含まれるため、FCFや1株指標の精緻な評価は限定的です。足元の見通しは、費用コントロールとサービス提供効率化により営業レバレッジを改善できるかが焦点となります。
ROE分解(デュポン):純利益率8.44% × 総資産回転率0.290倍 × 財務レバレッジ1.30倍 ≈ ROE 3.20%。純利益率は売上総利益率の高さ(約49.7%)に支えられる一方、販管費負担の上昇で営業利益率は約11.7%にとどまり、前年から僅かに低下したとみられます。総資産回転率0.290倍は医療機器・在宅サービスの資産集約度の高さや半期ベースの季節性を反映し、ROE抑制要因です。財務レバレッジは1.30倍と低く、健全性は高いが資本効率の面ではテールウィンドになりにくい構造です。利益率の質:EBITDAマージン17.2%、減価償却費4.07億円(売上比5.5%)は資産の維持更新コストを吸収可能な水準。支払利息1,975万円は極小で、本業収益が利益の大半を構成。実効税率は当社計算で約31.9%と常識的。営業レバレッジ:売上+1.2%に対し営業利益-1.9%のため短期的には負の営業レバレッジ。コストの伸び(人件費、保守・物流等)が売上成長を上回った可能性が高い。
売上成長は+1.2%とディフェンシブながら堅調。粗利率維持から価格改定やサービスミックスの良化が示唆される一方、販管費の増勢で営業減益(-1.9%)。純利益は-0.1%と底堅く、金融費用の軽さが下支え。利益の質は営業CF/純利益=1.57倍が示す通り良好で、会計利益は現金創出に裏付けられている。今後の見通しは、(1) 在宅酸素・医療ガスの需要安定性、(2) 物価・人件費上昇のコストパススルー進捗、(3) 稼働率と保守効率の改善による販管費率の低減が鍵。総資産回転率0.290倍の改善余地は大きく、機器稼働/回転の向上や資産圧縮(遊休資産の見直し)が成長の質を押し上げうる。半期データのため季節性の影響や通期換算には注意が必要。
流動性:流動資産137.83億円、流動負債43.51億円で流動比率約316.8%、当座比率約312.7%。運転資本94.32億円と潤沢。支払能力:負債合計58.74億円、純資産194.66億円で当社計算の自己資本比率は約76.7%。インタレスト・カバレッジは約437倍と金利上昇局面でも耐性が極めて高い。資本構成:財務レバレッジ1.30倍と保守的。金利負担の小ささから有利子負債は限定的と推測。必要に応じて追加借入余力は大きい。
利益の質:営業CF9.76億円が純利益6.22億円を上回り、営業CF/純利益=1.57倍とキャッシュ創出の質は良好。EBITDA12.70億円に対し減価償却4.07億円は十分吸収可能で、キャッシュEarnings能力は堅い。FCF分析:投資CFが未記載のため厳密なFCF算定・評価は限定的(期中の設備投資やM&A支出の把握ができない)。運転資本:棚卸資産1.79億円と軽量、売掛・買掛の詳細は未記載だが、流動資産/負債の規模感から運転資本は潤沢で資金繰りに余裕。財務CFは-4.12億円(主に配当や自己株取得、借入返済等の可能性)だが内訳は未記載。
配当情報は未記載項目を含むため、実績配当金額・配当性向・FCFカバレッジの確定的評価は困難。一般論としては、上期純利益6.22億円、営業CF9.76億円、低レバレッジという財務体質から、配当原資の確保余力は高いとみられる。今後の持続可能性評価は、(1) 通期の営業CF継続性、(2) 必要投資(設備更新・在宅機器配備)の水準、(3) 資本政策(自己株・借入返済)の優先度に依存。仮に安定配当方針であれば、低ボラティリティのCFと高流動性がカバレッジを支えやすい。
ビジネスリスク:
- 医療保険制度・診療報酬改定による価格・マージン圧力
- 人件費・保守費・物流費などのコストインフレ継続
- 在宅酸素等の機器稼働率低下や貸出回転率の悪化
- 競争激化や入札価格の低下による粗利率毀損
- 規制・認可に関わるコンプライアンスリスク
財務リスク:
- 資産回転率の低さによるROE抑制と資本効率の長期低迷
- 必要投資の増加局面でのFCF圧迫(投資CF未記載のため把握不十分)
- 金利上昇局面での資本コスト上昇(現在の負担は極小)
- 売掛債権の伸長時における運転資本の膨張リスク
主な懸念事項:
- 売上+1.2%に対して営業-1.9%と足元のマイナス営業レバレッジ
- 総資産回転率0.290倍と資産効率の弱さ
- 投資CF・配当・株式数など未記載項目が多く、FCFや1株指標の精緻評価が困難
重要ポイント:
- 粗利率約49.7%・EBITDAマージン17.2%と収益性は良好
- 営業CF/純利益=1.57倍で利益の現金裏付けは堅い
- 財務レバレッジ1.30倍、インタレストカバレッジ約437倍で財務安全性は極めて高い
- 一方で総資産回転率0.290倍・ROE3.2%と資本効率は控えめ
- 費用増で短期的にマイナス営業レバレッジが顕在化、コストコントロールが焦点
注視すべき指標:
- 販管費率(特に人件費・保守費)と営業利益率のトレンド
- 在宅機器の稼働率・回転率(資産回転率改善のドライバー)
- 価格改定・診療報酬見直しの影響(粗利維持の可否)
- 営業CFと投資CF(通期のFCF創出力)
- 債権回収日数・運転資本回転(流動性の効率化)
セクター内ポジション:
ディフェンシブな需要と高粗利率、強固なバランスシートを背景に同業内でも安全性は高い一方、成長率と資産効率は中位〜やや控えめのポジショニング。
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