- 売上高: 491.74億円
- 営業利益: 61.62億円
- 当期純利益: 21.42億円
- 1株当たり当期純利益: 37.52円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 491.74億円 | 424.75億円 | +15.8% |
| 売上原価 | 254.15億円 | - | - |
| 売上総利益 | 170.59億円 | - | - |
| 販管費 | 64.47億円 | - | - |
| 営業利益 | 61.62億円 | 106.12億円 | -41.9% |
| 営業外収益 | 3.24億円 | - | - |
| 営業外費用 | 3.85億円 | - | - |
| 経常利益 | 63.43億円 | 105.51億円 | -39.9% |
| 法人税等 | 31.12億円 | - | - |
| 当期純利益 | 21.42億円 | 51.25億円 | -58.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 36.60億円 | 74.38億円 | -50.8% |
| 包括利益 | 36.47億円 | 74.38億円 | -51.0% |
| 減価償却費 | 18.48億円 | - | - |
| 支払利息 | 3.59億円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 37.52円 | 75.86円 | -50.5% |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | 37.51円 | 75.81円 | -50.5% |
| 1株当たり配当金 | 4.00円 | 0.00円 | - |
| 年間配当総額 | 3.91億円 | 3.91億円 | +0.0% |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 184.51億円 | - | - |
| 現金預金 | 88.68億円 | - | - |
| 売掛金 | 84.52億円 | - | - |
| 棚卸資産 | 23百万円 | - | - |
| 固定資産 | 533.48億円 | - | - |
| 有形固定資産 |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 60.25億円 | 74.84億円 | -14.59億円 |
| 投資活動によるキャッシュフロー | -104.27億円 | -168.28億円 | +64.01億円 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | 63.65億円 | 60.83億円 | +2.82億円 |
| フリーキャッシュフロー | -44.02億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 営業利益率 | 12.5% |
| 総資産経常利益率 | 8.1% |
| 配当性向 | 5.3% |
| 純資産配当率(DOE) | 1.3% |
| 1株当たり純資産 | 370.46円 |
| 純利益率 | 7.4% |
| 粗利益率 | 34.7% |
| 流動比率 | 133.7% |
| 当座比率 | 133.5% |
| 負債資本倍率 | 1.07倍 |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | +15.8% |
| 営業収益前年同期比 | -12.3% |
| 営業利益前年同期比 | -41.9% |
| 経常利益前年同期比 | -39.9% |
| 当期純利益前年同期比 | -58.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益前年同期比 | -50.8% |
| 包括利益前年同期比 | -51.0% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 98.11百万株 |
| 自己株式数 | 578千株 |
| 期中平均株式数 | 97.56百万株 |
| 1株当たり純資産 | 370.46円 |
| EBITDA | 80.10億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 4.00円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 517.00億円 |
| 営業利益予想 | 38.00億円 |
| 経常利益予想 | 33.00億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 21.00億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 21.53円 |
| 1株当たり配当金予想 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
アンビスホールディングス(7071)の2025年度Q4決算は、売上高が491.7億円(前年比+15.8%)と引き続き高成長を維持する一方、営業利益は61.6億円(同-41.9%)と大幅減益となり、利益面での調整局面が鮮明となった。粗利益率は34.7%と一定の水準を確保したが、営業利益率は12.5%まで低下し、前年は四捨五入ベースで約25%前後だったと推計されるため、営業レベルでのマージン圧縮が顕著である。純利益は36.6億円(同-50.8%)、EPSは37.52円。デュポン分解では純利益率7.44%、総資産回転率0.586回、財務レバレッジ2.32倍から計算ROEは10.13%と二桁を維持。ROAは約4.36%と資産効率は一定水準を保っている。営業CFは60.3億円で純利益比1.65倍と利益の現金化は堅調だが、投資CFが-104.3億円と大きく、フリーキャッシュフローは-44.0億円と成長投資の負担が続く。負債は385.9億円、純資産361.3億円で負債資本倍率1.07倍、インタレストカバレッジ17.2倍と支払能力は良好。流動比率133.7%、当座比率133.5%と流動性も確保され、棚卸資産は0.23億円と軽量なモデルで運転資本の負担は小さい。設備投資・施設開設等の成長投資が営業利益の伸びを上回り、短期的にはネガティブな営業レバレッジが発生している可能性が高い。税金費用は31.1億円で、当社推計の実効税率は約49%(経常利益基準の概算)とみられる。配当は0円で内部留保を成長投資に充当する方針を継続。医療・介護ニーズの構造的拡大を背景に、売上の持続性は高い一方、人件費・地代家賃等の固定費上昇や新規開設の立ち上がり負担が利益率のボラティリティ要因。バランスシートは資本余力があり、今後の出店余力は維持される見込みだが、FCFマイナスが継続する局面では外部調達依存度が上がりやすい点に留意。株式・自己資本比率・現金残高等の一部項目は不記載(0表記)であるため、分析は開示の存在データに基づく推計を含む。総じて、成長投資を優先する過程で短期的な利益率低下とFCF赤字を容認している局面であり、今後は新規施設の稼働率改善と費用コントロールが利益回復のカギとなる。
ROEはデュポン分解で10.13%(=純利益率7.44%×総資産回転率0.586×財務レバレッジ2.32)。ROAは約4.36%と算定され、資産効率はサービス業として中位水準。営業利益率は12.5%(=61.6億円/491.7億円)で、前年の営業利益(約106億円と逆算)と比較すると大幅に低下、営業レベルのマージンが半減した。EBITDAは80.1億円、EBITDAマージンは16.3%で、減価償却費18.5億円を吸収した後のEBITマージンとの差(約3.8pt)が設備投資に伴う償却負担の増加を示唆。売上総利益率34.7%は維持されているものの、販管費比率の上昇(人件費・採用費・新規開設関連費用・地代家賃等)が営業利益率の主因とみられる。インタレストカバレッジ17.2倍、支払利息3.59億円から、金利負担は現状ボトルネックではない。営業レバレッジは明確にネガティブで、売上+15.8%に対し営業利益-41.9%と固定費の先行計上や立ち上がりコストが利益を圧迫。純利益率7.44%は税負担(当社推計実効税率約49%)と財務費用の影響を受けているが、コアは販管費の上振れとみる。
売上高は+15.8%と高成長を継続。医療・介護関連の需要基調の強さと施設数・稼働ベッドの増加が牽引要因と想定。利益の質は、営業利益率の大幅低下から短期的には弱含みで、成長投資の先行と人件費上昇の圧迫が顕著。EBITDA成長は売上と比較して伸び悩み、償却負担も増加。見通しとしては、新規開設施設の稼働率上昇・成熟化に伴い、同一施設売上の安定と販管費率の低下余地がある一方、労務需給の逼迫による賃金インフレ、光熱費・地代の固定費上昇がリスク。政策・制度面の変更(診療報酬・介護報酬・指導監査等)による単価・稼働への影響にも注意が必要。トップラインの持続性は高いが、利益成長の回復には費用コントロールと投資の選別が鍵。
総資産839.5億円、負債385.9億円、純資産361.3億円。自己資本比率は開示値0.0%は不記載扱いだが、当社推計では約43.0%(=361.3/839.5)と健全。流動比率133.7%、当座比率133.5%で短期流動性は良好。運転資本は46.5億円のプラスで、棚卸資産は0.23億円と軽量。負債資本倍率1.07倍、財務レバレッジ2.32倍と中程度のレバレッジ。支払利息3.59億円、インタレストカバレッジ17.2倍と金利耐性は高い。現金残高は不記載(0表記)であるためネットデットの精緻な算定は困難だが、FCFマイナス局面では外部調達の継続が前提となる。財務CF+63.7億円は借入等による成長投資のファイナンスを示唆。
営業CF60.3億円は純利益36.6億円の1.65倍で、利益の現金化は良好。投資CF-104.3億円と大きく、FCFは-44.0億円。投資CFは施設開設・設備投資・不動産関連・M&A等を含む可能性があり、成長投資の先行が資金需要を拡大。減価償却費18.5億円と比較して投資額が大きく、キャピタルインテンシティは売上比で約21.2%(=104.3/491.7)。運転資本は46.5億円のプラスで、棚卸負担は軽微だが、人件費・前払費用・未払費用の季節性がOFCに影響しうる。総じて、利益の質は現金ベースで堅調だが、FCFは成長投資により短期的にマイナスが続く構図。
年間配当は0円、配当性向0.0%、FCFカバレッジ0.00倍。内部留保を投資に振り向ける方針と整合的で、現段階では無配により財務柔軟性を確保。将来の配当原資は、(1)成熟施設の稼働安定化による営業CFの積み上げ、(2)投資ペースの平準化によるFCF改善、の2点に依存。現状のFCFマイナスと外部調達活用を踏まえると、短期の増配余地は限定的で、投資回収の可視化が進むまでは慎重なスタンス継続が基本とみる。
ビジネスリスク:
- 診療・介護報酬等の制度変更による単価・収益性の変動
- 新規施設の立ち上がり遅延や稼働率低迷による利益圧迫
- 人材確保難・賃金インフレによる人件費率上昇
- 地域規制・許認可・監査対応の強化
- ブランド・品質管理(医療安全・コンプライアンス)に関するレピュテーションリスク
- 電力・地代家賃等の固定費上昇による営業レバレッジ悪化
財務リスク:
- FCFマイナスの継続に伴う外部資金調達依存度の上昇
- 金利上昇局面での利払い負担増
- 開設投資の回収期間長期化による減損・償却負担増
- 担保資産・不動産価格変動に伴う与信・評価リスク
主な懸念事項:
- 売上増に対して営業利益が大幅減となるネガティブな営業レバレッジ
- 販管費(特に人件費・採用費・立ち上がり費用)の上振れ
- FCFの大幅マイナス(-44.0億円)と継続性
- 実効税率の高止まり(当社推計約49%)による純利益圧迫
重要ポイント:
- トップラインは+15.8%と強いが、営業利益は-41.9%でマージンが半減水準まで低下
- ROE10.1%、ROA約4.4%と資本効率は一定水準を維持
- 営業CF/純利益1.65倍で利益の現金化は良好だが、投資CF-104.3億円でFCFは-44.0億円
- 流動性(流動比率133.7%)・カバレッジ(17.2倍)は健全、レバレッジは中庸
- 無配継続で成長投資を優先、配当再開にはFCFの改善が前提
注視すべき指標:
- 施設数・稼働ベッド数・稼働率(同一施設ベースの売上成長)
- 人件費率・採用コスト・離職率
- 新規開設1施設当たりの投下資本・回収期間
- EBITDAマージンと営業利益率の回復度合い
- 投資CFの水準とFCFの転正タイミング
- ネットデット/EBITDA、インタレストカバレッジの推移
- 法改定(診療・介護報酬)動向
セクター内ポジション:
東証のヘルスケアサービス内で、高成長・投資先行型のビジネスモデル。バランスシートに余力がある一方、利益率のボラティリティとFCFマイナスの継続が差別化要因。成熟度の高い同業比ではマージン・配当政策面で守りに劣るが、成長余地は大きい。
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