- 売上高: 29.46億円
- 営業利益: 2.03億円
- 当期純利益: 1.43億円
- 1株当たり当期純利益: 25.46円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 29.46億円 | 26.19億円 | +12.5% |
| 売上原価 | 15.78億円 | - | - |
| 売上総利益 | 10.41億円 | - | - |
| 販管費 | 8.17億円 | - | - |
| 営業利益 | 2.03億円 | 2.24億円 | -9.4% |
| 営業外収益 | 15百万円 | - | - |
| 営業外費用 | 11百万円 | - | - |
| 経常利益 | 2.31億円 | 2.27億円 | +1.8% |
| 法人税等 | 85百万円 | - | - |
| 当期純利益 | 1.43億円 | - | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1.35億円 | 1.43億円 | -5.6% |
| 包括利益 | 1.35億円 | 1.43億円 | -5.6% |
| 減価償却費 | 53百万円 | - | - |
| 支払利息 | 11百万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 25.46円 | 26.93円 | -5.5% |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | 24.99円 | 26.25円 | -4.8% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 33.07億円 | - | - |
| 現金預金 | 23.00億円 | - | - |
| 売掛金 | 8.86億円 | - | - |
| 固定資産 | 10.22億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 2.50億円 | - | - |
| 無形資産 |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 1.62億円 | - | - |
| 財務活動によるキャッシュフロー | 3百万円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 純利益率 | 4.6% |
| 粗利益率 | 35.3% |
| 流動比率 | 168.2% |
| 当座比率 | 168.2% |
| 負債資本倍率 | 1.65倍 |
| インタレストカバレッジ | 18.56倍 |
| EBITDAマージン | 8.7% |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | +12.5% |
| 営業利益前年同期比 | -9.2% |
| 経常利益前年同期比 | +1.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益前年同期比 | -5.4% |
| 包括利益前年同期比 | -5.4% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 5.43百万株 |
| 自己株式数 | 144千株 |
| 期中平均株式数 | 5.32百万株 |
| 1株当たり純資産 | 307.92円 |
| EBITDA | 2.56億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 12.00円 |
| セグメント | 売上高 | 営業利益 |
|---|
| HealthCareSolution | 21.22億円 | 3.04億円 |
| HomeCare | 8.24億円 | 1.86億円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 60.07億円 |
| 営業利益予想 | 5.30億円 |
| 経常利益予想 | 5.34億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 3.10億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 58.51円 |
| 1株当たり配当金予想 | 15.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
インターネットインフィニティー(6545)の2026年度第2四半期累計は、売上高29.46億円(前年比+12.5%)と二桁増収ながら、営業利益2.03億円(同-9.2%)と減益で、トップラインの伸長に対しマージンが圧迫される展開でした。粗利益率は35.3%と安定的な水準ですが、販管費は期中で約8.38億円(売上比28.5%)に達し、コスト増が営業段階の利益を圧迫したとみられます。営業利益率は6.9%、経常利益率は7.8%、当期純利益率は4.58%で、利益率は前年より縮小した可能性が高い一方、金融費用負担は軽微でカバーできています。デュポン分析では、純利益率4.58%×総資産回転率0.666回×財務レバレッジ2.72倍からROEは8.30%と算出され、自己資本の収益性は足元で一桁後半を維持しています。営業CFは1.62億円で、純利益1.35億円に対しCF/純利益比率は1.20倍と利益のキャッシュ化は概ね良好です。流動比率168%・当座比率168%と短期流動性は良好で、運転資本は13.41億円と潤沢です。負債資本倍率は1.65倍で、財務レバレッジは一定程度利用しているものの、インタレストカバレッジ18.6倍と金利負担余力は十分です。税負担は法人税等8462万円、経常利益231百万円対比で実効税率は概算36.6%と標準的な水準に見えます。投資CFは開示値が0とされており(詳細ブレイクダウンの不記載の可能性)、FCFも0の表記ですが、実際のFCF評価には設備投資や無形資産投資の把握が必要です。配当は年間0円で内部留保を優先する方針であり、成長投資や人材・プロダクトへの再投資の余地を確保しているとみられます。総資産442.1億円、純資産162.7億円から推計される自己資本比率は約36.8%で、財務安定性は中立~やや健全です(公表自己資本比率の数値は不記載扱いのため、ここでは推計値を用います)。売上の2桁成長に対し営業減益であることから、短期的には賃金・採用関連費や販促費等の先行投資が利益率を一時的に圧迫している公算が高いです。中期的には営業レバレッジの再顕在化(売上拡大に伴う販管費率の低下)が鍵となります。ビジネス特性上、介護・ヘルスケア関連の価格制度・人件費上昇・人材確保難は構造的リスクであり、粗利維持と継続課金モデルの解約率管理が収益安定のドライバーです。総じて、増収トレンドは確認できる一方、マージン改善の遅れが課題で、CF創出は堅調、財務体質はバランス良好という評価です。データには一部不記載項目が存在するため(投資CFの内訳、現金残高、発行済株式数等)、追加開示の確認を前提に精緻化が必要です。
ROEは8.30%(デュポン:純利益率4.58%×総資産回転率0.666×財務レバレッジ2.72)。純利益率は4.58%と黒字確保、営業利益率は6.9%、EBITDAマージンは8.7%で、減価償却費は売上比1.8%と軽量。販管費率は28.5%と高止まりしており、短期的には営業レバレッジが逆風に働いています。経常段階では支払利息1.09億円に対しEBITは2.03億円、インタレストカバレッジ18.6倍と余裕。税負担は実効ベースで約36.6%と標準的。利益の質は営業CF/純利益=1.20倍から概ね良好で、会計利益の現金裏付けは確保。粗利率35.3%はサービスミックスと価格維持が効いている水準だが、賃金上昇や新規獲得コスト上昇で販管費が膨張し、営業減益となった公算。固定費比率が高い場合は売上伸長が続けばレバレッジが正に転じる余地あり。
売上高は+12.5%と堅調で、既存顧客深耕と新規獲得が寄与したとみられます。一方、営業利益は-9.2%で、成長投資(人件費・採用、マーケティング、プロダクト強化)やコストインフレが先行し、短期的にマージンを圧迫。売上の持続可能性は、ストック収益(サブスクリプション/リカーリング)の維持と解約率管理、ならびにヘルスケア・介護領域の需要底堅さから中立~ややポジティブ。利益の質はCFOが純利益を上回っており良好だが、販管費の伸びが続く場合の営業レバレッジ負の影響に留意。見通しとしては、売上増に伴い販管費率が低下すればEBITDAマージンは改善余地。価格改定や生産性向上(オペレーション効率化、プロダクト付加価値強化)が実現すれば、営業利益率7~8%台の回復が射程。
流動比率168.2%、当座比率168.2%で短期支払能力は良好。運転資本は13.41億円と厚く、運転資金の余裕度は高い。負債資本倍率1.65倍でレバレッジは中程度、インタレストカバレッジ18.6倍から利払い耐性は高い。総資産442.1億円、純資産162.7億円から推計する自己資本比率は約36.8%で、資本構成はバランス良い部類(公表自己資本比率は不記載扱い)。固定化の程度や有利子負債明細は未把握だが、現状の利益水準とCFOからみて債務返済能力は十分と評価。
営業CFは1.62億円で純利益1.35億円を上回り、利益のキャッシュ化は良好(営業CF/純利益=1.20)。EBITDAは2.56億円で、非現金費用(減価償却5300万円)が安定的にCFOを下支え。投資CFは開示値0円で詳細不明のため、FCFは厳密には算定不能(提示のFCF=0円は不記載の可能性)。運転資本は13.41億円と厚く、運転資本の変動がCFOに与える影響は今後の成長局面で拡大しうる。短期的にはCFOが金利支払・税支払を十分カバー。中期的なCFの質は、解約率管理、回収サイト、採用・教育投資の効率性に依存。
年間配当0円、配当性向0%で内部留保を優先する方針。CFOが黒字であるため、将来的な配当原資は創出可能だが、成長投資の需要(人員増強・開発・M&A等)が優先される公算。FCFカバレッジは0.00倍の表記だが、投資CFの不記載により実質的評価は困難。方針見通しとしては、規模拡大とマージン改善、安定的なFCFの確立が見えた段階で配当導入/再開の余地。
ビジネスリスク:
- 介護・ヘルスケア関連制度変更(介護報酬改定等)による価格・需要変動
- 人件費上昇および人材獲得難による粗利・販管費圧迫
- 解約率上昇や顧客集中によるストック収益の毀損
- プロダクト/サービスの価値向上遅延による単価低下・競争激化
- IT/プラットフォームの障害・セキュリティリスク
財務リスク:
- 賃上げ・採用強化に伴う固定費増加での営業レバレッジ悪化
- 金利上昇時の金融費用増加(現状耐性は高いがベースの上振れリスク)
- 運転資本の膨張によるCFO変動性の増大
- M&Aや大型投資実行時のFCF悪化・レバレッジ上昇
主な懸念事項:
- 増収下での営業減益が続く場合のマージン回復力
- 販管費率の高止まりと採算改善のタイミング
- 投資CFの開示詳細不足によりFCFの実力評価が難しい点
重要ポイント:
- 売上は+12.5%で堅調、粗利率35.3%は維持
- 販管費率28.5%が重く営業減益、短期的に営業レバレッジは逆風
- ROE8.3%と自己資本収益性は一桁後半を確保
- 営業CF/純利益=1.20倍で利益のキャッシュ化は良好
- 流動比率168%・インタレストカバレッジ18.6倍と財務耐性は十分
注視すべき指標:
- 販管費率(売上比)と人件費の伸び
- 解約率・ARPU等のストック収益KPI
- EBITDAマージンと営業利益率の回復度合い
- 営業CFと運転資本の変動(売掛回収・前受/前払の動向)
- 価格改定や単価改善の進捗
セクター内ポジション:
同業サービス/ヘルスケアITの中で、売上成長は堅調だが、短期的なコスト先行で収益性は中位。財務健全性は中立〜良好で、マージン再拡大が達成できれば相対的地位は改善余地。
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