- 売上高: 12.66億円
- 営業利益: -90百万円
- 当期純利益: 37百万円
- 1株当たり当期純利益: -26.70円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 12.66億円 | 15.65億円 | -19.1% |
| 売上原価 | 12.48億円 | - | - |
| 売上総利益 | 3.17億円 | - | - |
| 販管費 | 2.61億円 | - | - |
| 営業利益 | -90百万円 | 56百万円 | -260.7% |
| 営業外収益 | 13百万円 | - | - |
| 営業外費用 | 16百万円 | - | - |
| 経常利益 | -99百万円 | 53百万円 | -286.8% |
| 法人税等 | 12百万円 | - | - |
| 当期純利益 | 37百万円 | - | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | -1.18億円 | 37百万円 | -418.9% |
| 包括利益 | -1.61億円 | 98百万円 | -264.3% |
| 減価償却費 | 72百万円 | - | - |
| 支払利息 | 10百万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | -26.70円 | 8.35円 | -419.8% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 21.83億円 | - | - |
| 現金預金 | 8.47億円 | - | - |
| 売掛金 | 6.75億円 | - | - |
| 固定資産 | 17.60億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 15.20億円 | - | - |
| 無形資産 |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 1.98億円 | - | - |
| 財務活動によるキャッシュフロー | -1.26億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 純利益率 | -9.3% |
| 粗利益率 | 25.1% |
| 流動比率 | 116.9% |
| 当座比率 | 116.9% |
| 負債資本倍率 | 2.10倍 |
| インタレストカバレッジ | -9.04倍 |
| EBITDAマージン | -1.4% |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | -19.1% |
| 経常利益前年同期比 | -94.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益前年同期比 | -98.3% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 4.58百万株 |
| 自己株式数 | 142千株 |
| 期中平均株式数 | 4.44百万株 |
| 1株当たり純資産 | 272.02円 |
| EBITDA | -18百万円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 10.00円 |
| セグメント | 売上高 | 営業利益 |
|---|
| MachineTool | 10百万円 | -1.25億円 |
| TransportEquipment | 6.98億円 | 33百万円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 25.34億円 |
| 営業利益予想 | -2百万円 |
| 経常利益予想 | 5百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 1百万円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 0.23円 |
| 1株当たり配当金予想 | 10.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
2026年度Q2の株式会社ヤマザキ(JGAAP、連結)は、売上高1,266百万円(前年同期比-19.1%)と大幅な減収下で、営業損失90百万円、経常損失99百万円、当期純損失118百万円と赤字を継続しています。デュポン分解の結果、純利益率-9.32%、総資産回転率0.358回、財務レバレッジ2.93倍からROEは-9.78%と、収益性低下と資産効率の弱さが自己資本収益性を押し下げています。EBITDAは-18.3百万円で営業キャッシュ創出力も弱含みですが、営業CFは198.5百万円と黒字を確保しており、損益とキャッシュの乖離が生じています。粗利益率は計算指標ベースで25.1%と一定の粗利率を示す一方で、固定費の吸収不足により営業損失となっており、営業レバレッジの高さが逆風となっています。流動比率116.9%、当座比率116.9%と短期流動性は最低限の安全域を確保していますが、利払費9.95百万円に対しインタレストカバレッジは-9.0倍と、金利負担耐性は脆弱です。負債資本倍率2.10倍、レバレッジ2.93倍と、財務的な梃子が効いているため、赤字継続時の自己資本毀損リスクが顕在化しやすい構造です。営業CF黒字は主として運転資本の解放や非現金費用(減価償却71.7百万円)寄与の可能性があり、持続性の検証が必要です。投資CFは0円、現金同等物0円など不記載項目が多く、FCFの全体像は判定困難です(開示上の0は不記載を意味)。年間配当は0円で、赤字下の無配継続は妥当であり、配当性向0%、FCFカバレッジ0倍です。売上減少と赤字継続にもかかわらず、営業CFが黒字である点は資金繰り上のセーフティとなる一方、構造的な収益改善が確認できない限り、持続性には疑義が残ります。総資産回転率0.358回は資産効率の改善余地が大きく、在庫・受取債権・設備稼働率の最適化が論点です。金利環境の上振れや需要鈍化に対する耐性は限定的で、固定費削減や価格転嫁、製品ミックス改善が短中期の焦点となります。今期は減収幅が大きく、需要循環または顧客動向の変化、あるいは受注・案件進捗の遅延が示唆されます。税金等12.0百万円計上の一方、実効税率は0.0%の指標値で、特殊要因や税効果の影響が考えられます。全体として、短期流動性は維持される一方、収益性・金利耐性の弱さが主要な課題であり、今後は売上回復と固定費吸収のバランス改善、資本効率の引き上げが必要です。データには不記載項目が散見され、FCFやBS内訳の詳細検証には追加開示が不可欠です。
ROE分解(デュポン):純利益率-9.32% × 総資産回転率0.358回 × 財務レバレッジ2.93倍 = ROE-9.78%(計算・報告一致)。純利益率のマイナスが主要因で、資産回転率の低さも重石。粗利益率25.1%と一定の付加価値は確保するも、EBITDAマージン-1.4%、営業利益-90百万円から、固定費吸収不足が顕著。営業レバレッジ:売上が-19.1%と大きく落ちる中で、営業損失は横ばい(+0.0%)で、固定費調整の進展は限定的とみられる。利払い9.95百万円に対し、営業損失のため利息負担を賄えず、経常損失を拡大。減価償却71.7百万円はキャッシュ面でのクッションだが、損益改善には至らず。今後は価格改定、製品ミックス向上、間接費削減によるEBITDAの黒字化が焦点。
売上は1,266百万円(-19.1%)と急減。短期的には案件遅延または市況軟化の影響が示唆され、持続可能性は不透明。利益の質は、EBITDA・営業利益がマイナスでボラティリティ高く、構造改善が急務。営業CFは黒字で資金繰りは持ち直すが、運転資本の一時的解放の可能性があり、継続性は要検証。先行きは、需要回復局面での売上反発余地はあるが、総資産回転率0.358回の低さは回復を利益に結び付けるまでに時間を要する可能性。受注高、受注残、稼働率、価格転嫁の進捗が見通しのカギ。
流動性:流動比率116.9%、当座比率116.9%で短期資金繰りは最低限の安全圏。運転資本315.7百万円を確保。支払能力:負債資本倍率2.10倍、レバレッジ2.93倍で、赤字継続時のエクイティクッションは薄まりやすい。インタレストカバレッジ-9.0倍と金利耐性は低い。資本構成:純資産1,207百万円、総資産3,540百万円。債務の明細や満期構成の開示がなく、再資金調達リスク評価は限定的。配当停止で内部留保の毀損抑制を優先しているとみられる。
利益の質:当期純損失118百万円に対し営業CF198.5百万円とギャップが大きい。非現金費用(減価償却71.7百万円)と運転資本の解放(在庫・売上債権の減少などが想定)による押し上げが主因の可能性。FCF分析:投資CFが0円(不記載)であるため正確なFCFは不明。営業CFが黒字のため、通常はFCFも正方向となる余地があるが、実際の設備投資や無形投資の水準次第。運転資本:指標上、当座比率=流動比率で在庫は不記載。営業CF/純利益比-1.68は、純損失下でのキャッシュ創出を示すが、構造的改善を意味しない可能性があるため、四半期推移の確認が必要。
2026年度Q2時点の年間配当は0円、配当性向0%。赤字・EBITDAマイナス・カバレッジ悪化の局面では無配継続が妥当。FCFカバレッジは0.00倍(FCF不明)で、配当余力の定量評価はできない。今後の配当再開は、少なくともEBITDAの安定黒字化、利息負担を上回る営業利益、かつ営業CFの継続的黒字が前提と考える。資本保全と財務柔軟性の確保が優先課題。
ビジネスリスク:
- 需要減速・案件遅延による売上ボラティリティ(売上-19.1%)
- 固定費吸収不足による営業レバレッジの負作用(EBITDAマージン-1.4%)
- 価格転嫁・製品ミックス改善の遅れによる粗利劣化リスク
- 設備稼働率の低下と資産回転率0.358回の低水準継続
財務リスク:
- インタレストカバレッジ-9.0倍による金利耐性の脆弱性
- レバレッジ2.93倍・負債資本倍率2.10倍に伴う赤字継続時の自己資本毀損リスク
- 運転資本の一時的解放に依存した営業CFの持続性不確実性
- 投資CF・現金残高等の不記載に伴う資金繰り可視性の低さ
主な懸念事項:
- 売上の急減と収益性の悪化が同時進行している点
- 利払い負担を賄えない収益構造の継続
- FCF・投資計画の全体像が把握困難(不記載項目の多さ)
- 短期的には流動性を保つも、中期での財務柔軟性低下の懸念
重要ポイント:
- ROE-9.78%は純利益率のマイナスと低い資産回転率が主因
- 売上-19.1%の急減で営業レバレッジが逆回転、EBITDAもマイナス
- 営業CFは198.5百万円の黒字で資金繰りは短期安定も、持続性は未確証
- インタレストカバレッジ-9.0倍で金利負担耐性が低い
- 無配継続は妥当で、まずはEBITDA黒字化と資産効率改善が必須
注視すべき指標:
- 受注高・受注残・稼働率(売上ボトムアウトの先行指標)
- 粗利率と価格転嫁進捗(25.1%維持・改善の可否)
- EBITDA・営業利益の黒字転換時期
- 運転資本回転(売上債権・買入債務・在庫日数)
- 利払い負担と金利感応度(インタレストカバレッジ改善)
- 総資産回転率(0.358回→改善トレンド)
セクター内ポジション:
同業内では、売上成長の鈍化とEBITDAマージンのマイナス、インタレストカバレッジの弱さが相対的な劣後要因。営業CF黒字は一定の救いだが、構造的な収益力と資産効率で見劣り、短中期の改善実行力が評価の分水嶺となる。
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