- 売上高: 574.56億円
- 営業利益: 199.02億円
- 当期純利益: 134.10億円
- 1株当たり当期純利益: 79.65円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 574.56億円 | 596.35億円 | -3.7% |
| 売上原価 | 253.35億円 | - | - |
| 売上総利益 | 342.99億円 | - | - |
| 販管費 | 119.79億円 | - | - |
| 営業利益 | 199.02億円 | 233.19億円 | -14.7% |
| 持分法投資損益 | 59百万円 | - | - |
| 税引前利益 | 197.94億円 | 225.33億円 | -12.2% |
| 法人税等 | 66.76億円 | - | - |
| 当期純利益 | 134.10億円 | 158.56億円 | -15.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 134.10億円 | 158.56億円 | -15.4% |
| 包括利益 | 135.69億円 | 146.55億円 | -7.4% |
| 減価償却費 | 32.74億円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 79.65円 | 92.27円 | -13.7% |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | 76.39円 | 88.17円 | -13.4% |
| 1株当たり配当金 | 78.00円 | 78.00円 | +0.0% |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 635.59億円 | - | - |
| 売掛金 | 179.79億円 | - | - |
| 棚卸資産 | 87.39億円 | - | - |
| 固定資産 | 882.62億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 497.03億円 | - | - |
| 総資産 |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 197.11億円 | - | - |
| 投資活動によるキャッシュフロー | -51.33億円 | - | - |
| 財務活動によるキャッシュフロー | -53.72億円 | - | - |
| 現金及び現金同等物 | 349.79億円 | - | - |
| フリーキャッシュフロー | 145.78億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 1株当たり純資産 | 610.13円 |
| 純利益率 | 23.3% |
| 粗利益率 | 59.7% |
| 負債資本倍率 | 0.54倍 |
| EBITDAマージン | 40.3% |
| 実効税率 | 33.7% |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | -3.7% |
| 営業利益前年同期比 | -14.7% |
| 税引前利益前年同期比 | -12.2% |
| 当期純利益前年同期比 | -15.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益前年同期比 | -15.4% |
| 包括利益前年同期比 | -7.4% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 176.42百万株 |
| 自己株式数 | 7.24百万株 |
| 期中平均株式数 | 168.37百万株 |
| 1株当たり純資産 | 610.13円 |
| EBITDA | 231.76億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 78.00円 |
| 期末配当 | 32.00円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 1,140.00億円 |
| 営業利益予想 | 390.00億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 260.00億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 153.69円 |
| 1株当たり配当金予想 | 29.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
デクセリアルズ(4980)の2026年度第2四半期(累計)決算は、売上高574.56億円(前年同期比-3.7%)と調整局面ながら、高い収益性を維持しました。営業利益は199.02億円(同-14.7%)で、営業利益率は約34.6%と依然として高水準です。当期純利益は134.10億円(同-15.4%)で、純利益率は23.3%と高いレンジを確保しています。デュポン分解では、純利益率23.3%、総資産回転率0.362、財務レバレッジ1.54倍から算出ROEは13.0%で、報告ROEと一致します。粗利益率は59.7%、EBITDAは231.76億円、EBITDAマージンは40.3%と、付加価値の高さと固定費吸収の良さが確認できます。一方、営業利益の伸び悩みは、売上減少と一部マージンの圧迫(価格・ミックス・コスト要因)が背景とみられます。キャッシュフローは堅調で、営業CF197.11億円と当期純利益の1.47倍を確保し、利益の現金化は良好です。フリーキャッシュフロー(FCF)は145.78億円で、FCFマージンは約25.4%と高い水準です。投資CFは-51.33億円で、設備投資は27.23億円、減価償却費32.74億円に対しCapex/減価償却比率は約0.83倍と、資産維持水準に近い抑制的な投資姿勢がうかがえます。財務面では総資産1,587.83億円、純資産1,032.22億円、自己資本比率65.0%と資本基盤は厚く、負債資本倍率0.54倍と保守的なレバレッジです。現金及び同等物は349.79億円を保有しており、流動性バッファは十分と評価できます。税負担は66.76億円で実効税率は33.7%と、税率面が純利益率の抑制要因となっています。配当はXBRL上で年間配当の開示がなく、配当性向(計算値)144.7%、FCFカバレッジ0.75倍が示されています(当期支払配当金は37.16億円)。電子材料サイクルの調整や需要鈍化の影響はあるものの、同社は高マージン体質・強固なBS・高いCF創出力で短期の逆風に耐性を示しています。データには未記載項目が散見され(営業外、借入残高、流動負債等)、一部比率の精緻化に制約がある点は留意が必要です。総じて、売上のソフトパッチ下でも、収益性・キャッシュ創出・財務健全性は同業内で相対的に強いポジションを維持していると評価します。
ROE分解(デュポン):ROE 13.0% = 純利益率23.3% × 総資産回転率0.362 × 財務レバレッジ1.54倍。純利益率は23.3%と高く、主に高い粗利益率(59.7%)とSG&A比率のコントロール(販管費119.79億円、売上比約20.9%)に支えられています。営業利益率は約34.6%(199.02/574.56)で、EBITDAマージン40.3%とのギャップから、減価償却負担は売上比約5.7%と適度。実効税率33.7%は純利益率の頭打ち要因。営業レバレッジは高利益率事業により依然高めで、売上減少が営業利益の二桁減に波及していますが、粗利率が高いため絶対値の利益防御力は維持。総資産回転率0.362は資本集約度の高さを示す一方、高マージンでROEを補完。財務レバレッジは1.54倍と抑制的で、収益性は主に事業マージン由来です。
売上は-3.7%減と調整。主因は需要サイクルや価格・ミックスの変動が想定され、OPは-14.7%減と営業レバレッジが効いています。純利益は-15.4%減で税率も逆風。利益の質は高く、OCF/純利益1.47倍、EBITDAマージン40.3%が示すように基礎収益力は堅い。短期見通しは、電子部材の市況・在庫調整の長期化リスクを残しつつも、在庫87.39億円と相対的に軽い水準、Capex抑制によりFCFは維持可能。中期では高付加価値製品のミックス改善が進めば、粗利率の回復余地。売上持続可能性は既存顧客の需要回復と新規用途開拓次第で、下期の季節性や新製品寄与が鍵となります。
流動性:現金等349.79億円、営業CF197.11億円を背景に短期資金余力は高い。流動比率・当座比率は未算出(流動負債未記載)だが、自己資本比率65.0%が安全網。支払能力:負債資本倍率0.54倍、レバレッジは低位。利払い実績・有利子負債は未記載でインタレストカバレッジ算出不可。資本構成:総資産1,587.83億円、純資産1,032.22億円で厚い自己資本。期末自己株式723.84万株保有により資本効率の改善余地あり。
利益の質:営業CF/純利益1.47倍と利益の現金化は良好。営業CF/EBITDAは約0.85倍(197.11/231.76)で、運転資本の吸収は限定的と推定。FCF分析:FCF145.78億円、FCFマージン約25.4%。Capex/減価償却0.83倍で、維持・効率化投資中心の抑制モード。運転資本:売掛金179.79億円、棚卸資産87.39億円。期中の運転資本詳細は未開示ながら、在庫水準は相対的にコンパクトでキャッシュ創出の阻害は小さいと評価。
配当性向(計算値)144.7%と、利益ベースでは高水準で持続性に注意が必要です。提供指標ベースのFCFカバレッジは0.75倍と示され、FCFによる配当原資の充足度はやや不足との示唆(本分析では提示値を採用)。他方、期中の配当金支払額は37.16億円で、営業CF・FCFは大きく上回るため、キャッシュ面の耐性は高い。自己資本比率65.0%、現金等349.79億円のバッファも短期の安定配当に寄与。中期の持続性は、利益回復軌道と投資計画のバランス、ならびに自己株活用の有無に依存。方針見通しとしては、利益回復局面では配当性向の正常化余地、一方で短期的には慎重な配当設計が望ましい。
ビジネスリスク:
- エレクトロニクス市況の調整長期化による数量・価格の下押し
- 主要顧客・用途への依存度に伴う需要変動リスク
- 製品ミックス変動による粗利率の振れ
- 原材料・エネルギーコスト上昇によるマージン圧迫
- 新製品立ち上げ・歩留まりの不確実性
- 為替変動(円高)による売上・利益の目減り
- 地政学・サプライチェーン寸断による供給リスク
財務リスク:
- 流動負債・有利子負債の詳細未開示に伴う資金繰り評価の不確実性
- 為替換算差や評価損益による包括利益の変動
- 運転資本の季節性変動によるCFの振れ
- 税率の上振れが純利益率を圧迫するリスク
主な懸念事項:
- 売上-3.7%、営業利益-14.7%と減収減益の継続性
- 配当性向144.7%・FCFカバレッジ0.75倍という配当持続性のシグナル
- 営業レバレッジの高さに起因するボラティリティ
重要ポイント:
- 売上減でも営業利益率約34.6%、EBITDAマージン40.3%の高収益体質
- ROE13.0%は主に高い利益率によって確保、レバレッジ依存は限定的
- 営業CF/純利益1.47倍、FCF145.78億円とキャッシュ創出は堅調
- 自己資本比率65.0%、負債資本倍率0.54倍で財務健全性が高い
- 短期は需要調整とマージン圧力で減益も、ミックス改善で回復余地
注視すべき指標:
- 粗利益率・営業利益率のトレンド(価格・ミックス・原材料の転嫁進捗)
- 受注動向と在庫水準(在庫回転日数)
- 為替感応度(USD/JPY、CNY/JPY)とヘッジ方針
- Capex計画とROIC、減価償却とのバランス
- 営業CF/純利益、FCFマージンの持続性
- 配当方針(配当性向・自己株買い)と資本配分
セクター内ポジション:
国内電子材料ピアの中でも、利益率とCF創出力、自己資本比率の高さで上位に位置づけられる一方、短期の売上減速に伴う営業レバレッジの負の影響が顕在化。レバレッジ依存が低い点は下方耐性として相対優位。
本分析はAIにより自動生成されたものです。以下の点にご留意ください。
- 正確性の非保証: 本分析の正確性・完全性は保証されません。正確な財務データについては、必ずTDnet等で公開されている開示資料の原本をご確認ください
- 投資助言ではありません: 本分析は一般的な情報提供を目的としており、金融商品取引法に定める投資助言には該当しません。特定の有価証券の売買を推奨するものではありません
- 自己責任の原則: 投資判断はご自身の責任において行ってください。本分析に基づく投資により生じた損失について、当サービスは一切の責任を負いません