- 営業利益: -18.15億円
- 当期純利益: -10.60億円
- 1株当たり当期純利益: -23.91円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 販管費 | 1.80億円 | - | - |
| 営業利益 | -18.15億円 | -10.62億円 | -70.9% |
| 営業外収益 | 20百万円 | - | - |
| 営業外費用 | 16百万円 | - | - |
| 経常利益 | -17.98億円 | -10.59億円 | -69.8% |
| 法人税等 | 92万円 | - | - |
| 当期純利益 | -10.60億円 | - | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | -18.01億円 | -10.60億円 | -69.9% |
| 包括利益 | -18.10億円 | -10.59億円 | -70.9% |
| 支払利息 | 3百万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | -23.91円 | -27.21円 | +12.1% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 36.17億円 | - | - |
| 現金預金 | 35.75億円 | - | - |
| 固定資産 | 74百万円 | - | - |
| 総資産 | 34.23億円 | 36.91億円 | -2.68億円 |
| 流動負債 | 1.17億円 | - | - |
|
| 項目 | 値 |
|---|
| 流動比率 | 3083.0% |
| 当座比率 | 3083.0% |
| 負債資本倍率 | 0.05倍 |
| インタレストカバレッジ | -609.47倍 |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 80.07百万株 |
| 自己株式数 | 63株 |
| 期中平均株式数 | 75.34百万株 |
| 1株当たり純資産 | 33.63円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
株式会社モダリス(4883)の2025年度第3四半期(連結、JGAAP)では、売上高の開示がなく、営業損失▲18.15億円、経常損失▲17.98億円、当期純損失▲18.01億円と大幅な赤字が続いています。期末時点の総資産は34.23億円、純資産は26.93億円、負債合計は1.43億円で、レバレッジは低く財務余力は残る一方、損益の赤字規模が資本に対して大きい点が最大の懸念です。デュポンの枠組みでは、財務レバレッジが1.27倍と穏当であるのに対し、純利益率と総資産回転率の算定に必要な売上高が開示されていないため、ROEは概念的に大幅マイナスと判断されます(参考値として期末純資産ベースの単純ROEは約▲66.9% = ▲18.01億円/26.93億円)。費用面では支払利息が約297.8万円と小さく、損失の主因は営業費用(R&D費、販管費)とみられます。流動負債は1.17億円、流動資産は36.17億円とされ、開示どおりならば流動比率は約3,083%と極めて高い水準です(短期の支払能力に余裕)。インタレストカバレッジは算出値で▲609.5倍と、営業損失の大きさに対して金利負担が軽微であることを示唆します。キャッシュフロー計算書は主要項目が「0」とされており、営業・投資・財務CFや手元資金残高(現金等)が把握できないため、キャッシュバーンやランウェイ算定には制約があります。期末の運転資本は約34.998億円と試算され、短期的には資金繰りの余裕が見込まれますが、現金構成の詳細が未開示である点には留意が必要です。配当は無配(年0円)で、赤字継続と成長投資フェーズを踏まえると当面も内部資金の確保が優先される可能性が高いとみられます。収益モデルはマイルストンや技術提供料、導出収入のような不連続な売上が中心と推察され、四半期ごとの売上・損益の振れが大きくなりやすい構造です。今期は売上計上が見えない一方で、費用投下が継続したことから赤字が拡大しており、パイプライン進捗・提携進展・ライセンスの計上見通しがカギとなります。財務体質は負債が軽く、希薄化リスクを抑えつつも、赤字が続けば将来的にエクイティ調達の可能性は残ります。研究開発型バイオ企業として、パイプライン価値の外部検証(共同研究やライセンス契約の更新・拡大)と臨床・非臨床マイルストンの達成が企業価値の主要ドライバーです。データ開示には欠落が散見され(売上高、CF、現金残高など)、一部指標は参考値としての解釈にとどめる必要があります。総じて、短期の支払余力は厚いが、収益化の不確実性と赤字規模の大きさが財務の持続性に対する主なリスクであり、今後は収益イベントの可視化と費用最適化のバランスが焦点になります。
ROE分解(デュポン): 財務レバレッジは総資産/純資産=34.23/26.93≈1.27倍で妥当。売上高が未開示のため総資産回転率(売上/総資産)と純利益率(純利益/売上)の厳密な算定は不可。参考として期末純資産ベースの単純ROEは約▲66.9%(▲18.01億円/26.93億円)。利益率の質: 支払利息が297.8万円と小さく、損失の大半は事業費用(R&D/販管費)に起因する構造的赤字。売上不計上期に費用先行が続くため短期的な利益率改善はイベントドリブン。営業レバレッジ: 固定費(人件費・研究費)比重が高いとみられ、売上発生時の損益改善弾力性は高い一方、売上が不発の場合の損失拡大リスクも高い。インタレストカバレッジは▲609.5倍で、金融費用は圧迫要因ではない。
売上の持続可能性: 当期は売上高未開示で、四半期売上のボラティリティが高い収益モデルが想定される。今後の売上はマイルストン到達、技術導出、提携先からの対価などイベント依存で、持続的売上の可視性は限定的。利益の質: 収益が不連続である一方、費用は継続的に発生するため、黒字化には大型マイルストンやロイヤルティの積み上げが必要。見通し: 研究開発の進展、提携の拡大/更新、規制上の節目(非臨床→臨床、治験届関連)達成がトリガー。費用最適化(プロジェクト選択と集中、外注活用)も赤字縮小に寄与しうるが、短期での黒字転換の確度は開示次第。
流動性: 流動資産36.17億円、流動負債1.17億円で流動比率約3,083%と極めて高い(当座比率も同等)。短期債務のカバー能力は厚い。支払能力: 総負債1.43億円と軽量、利払い負担は297.8万円にとどまり、金利感応度は低い。資本構成: 純資産26.93億円、負債資本倍率0.05倍と保守的。自己資本比率の開示は0.0%とされるが、これは不記載/集計差異の可能性が高く、期末数値からは実質的に高い自己資本比率が示唆される。重要な留意点として、流動資産内訳・現金構成の未開示により、実際の即時流動性は把握困難。
利益の質: 当期純損失▲18.01億円に対する営業CFが未開示(0表示)で、利益とキャッシュ創出の連動性は評価困難。減価償却費の開示も0表示で、非現金費用の寄与度が不明。FCF分析: 営業CF・投資CFの未開示によりフリーCFは算定不可。投資キャッシュアウト(開発投資、設備・無形資産取得)の規模感が把握できず、キャッシュ消費速度(バーンレート)の推定には制約。運転資本: 棚卸資産は0、売上未計上のため売掛・前受の動態も不明。期末運転資本は約34.998億円(流動資産36.17億円-流動負債1.17億円)で、短期の資金クッションは厚い可能性。ただし現金等の残高が未開示のため、換金性の高い資産の比率は不確実。
当期は無配(年間配当0円)、配当性向0%。赤字継続かつ成長投資段階であり、配当原資(利益・フリーCF)の観点から当面の増配余地は限定的。FCFカバレッジは算出不能(CF未開示)で、政策判断は収益イベントと資本政策(エクイティ/提携前受金等)に依存。将来の配当再開は、継続的ロイヤルティや安定収益の確立、もしくは十分な手元資金確保後の検討段階になると見込まれる。
ビジネスリスク:
- 研究開発リスク(非臨床・臨床での有効性・安全性未達)
- 収益イベント依存(マイルストン・導出の獲得時期が不確実)
- 提携先集中・交渉力の非対称性
- 知的財産(特許権利化・係争)
- 規制・承認プロセスの遅延
- 人材確保・維持(高度専門人材への依存)
財務リスク:
- 継続的赤字による将来的な資本調達(希薄化)リスク
- 現金構成未開示による流動性評価不確実性
- 為替リスク(海外試薬・外注費、提携対価の通貨建て)
- 金利上昇局面での調達コスト増(影響は相対的に小)
主な懸念事項:
- 売上高・キャッシュフローの未開示で収益化進捗が見えにくい
- 営業損失▲18.15億円と純資産26.93億円のバランス(赤字の資本吸収能力)
- 今後の収益イベントの時期・規模の不確実性
重要ポイント:
- 短期の支払能力は高いが、損益は大幅赤字で事業モメンタムは収益イベント待ち
- 財務レバレッジは低く、利払い負担は軽微
- ROEは実質的に大幅マイナス(約▲66.9%参考値)で資本効率は低下
- キャッシュフロー未開示によりバーンレート/ランウェイ評価は限定的
- 無配継続の可能性が高く、資源配分はR&D優先
注視すべき指標:
- 現金及び現金同等物残高と四半期営業CF(バーンレート)
- 新規/更新のライセンス・提携契約(マイルストン規模・条件)
- パイプライン進捗(非臨床・臨床移行、規制マイルストン)
- 費用構造(R&D費・販管費の伸縮、固定費の弾力性)
- 純資産の推移(希薄化リスク、将来の資金調達計画)
セクター内ポジション:
国内創薬・バイオベンチャーの中でも負債は極めて軽く、短期流動性は相対的に良好。一方、収益計上の可視性と赤字規模の観点では中位〜やや厳しめのポジショニングで、提携モメンタムとパイプラインの外部検証が同業内での相対評価を左右する局面。
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