- 売上高: 18.32億円
- 営業利益: 1.55億円
- 当期純利益: -3.93億円
- 1株当たり当期純利益: 6.88円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 18.32億円 | 18.25億円 | +0.4% |
| 売上原価 | 8.89億円 | - | - |
| 売上総利益 | 9.37億円 | - | - |
| 販管費 | 9.94億円 | - | - |
| 営業利益 | 1.55億円 | -56百万円 | +376.8% |
| 営業外収益 | 3百万円 | - | - |
| 営業外費用 | 4百万円 | - | - |
| 経常利益 | 1.53億円 | -58百万円 | +363.8% |
| 法人税等 | 86百万円 | - | - |
| 当期純利益 | -3.93億円 | - | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 73百万円 | -3.93億円 | +118.6% |
| 包括利益 | 74百万円 | -3.93億円 | +118.8% |
| 減価償却費 | 1.46億円 | - | - |
| 支払利息 | 4百万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 6.88円 | -36.84円 | +118.7% |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | 6.87円 | - | - |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 11.77億円 | - | - |
| 現金預金 | 9.10億円 | - | - |
| 売掛金 | 1.57億円 | - | - |
| 固定資産 | 3.64億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 27百万円 | - | - |
| 無形資産 |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 2.23億円 | 29百万円 | +1.94億円 |
| 投資活動によるキャッシュフロー | 6百万円 | -1.17億円 | +1.23億円 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | 90百万円 | -2.01億円 | +2.91億円 |
| フリーキャッシュフロー | 2.29億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 営業利益率 | 8.5% |
| 総資産経常利益率 | 9.3% |
| 1株当たり純資産 | 69.27円 |
| 純利益率 | 4.0% |
| 粗利益率 | 51.2% |
| 流動比率 | 218.1% |
| 当座比率 | 218.1% |
| 負債資本倍率 | 1.10倍 |
| インタレストカバレッジ | 35.43倍 |
| EBITDAマージン | 16.4% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 11.44百万株 |
| 自己株式数 | 739千株 |
| 期中平均株式数 | 10.69百万株 |
| 1株当たり純資産 | 71.68円 |
| EBITDA | 3.01億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
テモナ株式会社(連結、JGAAP)の2025年度Q4(通期)決算は、売上高18.32億円(前年比+0.4%)と横這い、営業利益1.55億円(前年並み)、当期純利益0.73億円(前年並み)と、成長鈍化の一方で黒字とキャッシュ創出力を維持した内容です。粗利率は51.2%と高水準を確保し、SaaS型収益モデルらしい高付加価値構造を維持しています。営業利益率は8.46%(=1.55億円/18.32億円)で、足元の成長鈍化の中でも費用コントロールが一定程度機能しています。デュポン分解では純利益率3.98%、総資産回転率1.037回、財務レバレッジ2.30倍からROEは9.52%と試算され、自己資本効率は一桁後半〜一割弱の実力を示しています。ROAはおおよそ4.1%(純利益/総資産=0.73/17.66)で、資産効率面の健全性も確認できます。EBITDAは3.01億円、EBITDAマージン16.4%と、償却負担(減価償却費1.46億円)を吸収した営業キャッシュ創出力があります。営業CFは2.23億円、フリーCFは2.29億円と利益(0.73億円)を大きく上回り、OCF/純利益は3.05倍で利益のキャッシュ裏付けは強いです。流動比率218%、当座比率218%と流動性は厚く、運転資本は6.37億円と十分な余裕がうかがえます。インタレストカバレッジは35.4倍(=営業利益/支払利息)と金利負担は軽微です。負債資本倍率は1.10倍と過度なレバレッジも見られません。税負担は法人税等0.86億円で、経常利益1.53億円に対する実効税率は概ね56%程度と推計され、税負担の重さが純利益率を圧迫しています。売上成長が+0.4%に留まる中、粗利率の高さと販管費の抑制で利益水準を維持している一方、トップライン拡大の再加速が中期の重要論点です。投資CFは+0.06億円(ネットの資産売却等の可能性)で、有形・無形の成長投資額は限定的に見えます。配当は無配(年間0円、配当性向0%)で、当面は内部留保・事業投資を優先する方針が示唆されます。株式数や自己資本比率、現金同等物など一部の開示が形式上「0」または未記載であり、当社では与えられた非ゼロデータと計算可能な指標に基づき分析しています。EPSは6.88円で、逆算の加重平均株式数は約1,062万株(=0.73億円/6.88円)と推定されます。総じて、成長は停滞気味ながら、高い粗利率、堅実なキャッシュ創出、良好な流動性と金利耐性を背景に、基礎体力は維持されている決算と評価します。
ROE分解(デュポン法):ROE=純利益率(3.98%)×総資産回転率(1.037回)×財務レバレッジ(2.30倍)≈9.52%。粗利率51.2%は高水準で、売上原価コントロールや高付加価値の継続課金収益が寄与。営業利益率8.46%は販管費の抑制で維持される一方、成長投資は控えめ。EBITDAマージン16.4%から、償却負担(1.46億円)が営業利益を圧縮する構図。実効税率は概ね56%(=0.8626/1.53)と重く、純利益率低下の主要因。営業レバレッジは限定的で、売上+0.4%に対し営業利益横ばいから、固定費のさらなる吸収余地は限定。インタレストカバレッジ35.4倍と金利コストの利益毀損は軽微。総合的に、利益率の質は粗利率の高さとキャッシュ裏付けの強さ(OCF/NI=3.05倍)に支えられ、税負担の改善が純利益率向上のカギ。
売上高は18.32億円(+0.4%)で横這い、既存顧客深耕や価格改定の寄与は限定的と推察。営業利益・純利益は前年並みで、増収によるスケールメリットは乏しい。粗利率51.2%は安定しているため、トップライン再加速が利益成長の前提。減価償却費1.46億円と投資CF+0.06億円から、当期のネット投資は小規模で成長投資モメンタムは抑制的。利益の質は高く(OCF/NI=3.05倍、FCF=2.29億円)、持続性は高いが、売上成長が乏しい点が見通しの制約。SaaS型モデル特性上、解約率低下(チャーン改善)とARPU向上、新規ARR獲得が回復ドライバー。短期は現状維持〜緩やかな改善、来期以降は投資強度の引き上げがなされるかが焦点。
流動性:流動資産11.77億円、流動負債5.40億円で流動比率218%、当座比率218%と厚い。運転資本6.37億円も十分。支払能力:インタレストカバレッジ35.4倍と金利耐性は高い。負債資本倍率1.10倍で財務レバレッジは中程度。資本構成:総資産17.66億円、純資産7.67億円(レバレッジ2.30倍からも概ね整合)。一部貸借対照表項目の整合に開示上の限界があるが、与えられた指標上は自己資本の緩衝力は確保されていると判断。
利益の質:営業CF2.23億円に対し純利益0.73億円でOCF/NI=3.05倍と強いキャッシュ化。EBITDA3.01億円に対するOCFコンバージョンは約74%(=2.23/3.01)。フリーCF:2.29億円と潤沢で、ネット投資は控えめ(投資CF+0.06億円)。運転資本:流動比率218%、運転資本6.37億円から短期資金繰りは安定。今期は在庫0(当社注:当該項目は未記載の可能性もあるが、モデル特性上在庫依存は低い)で運転資本効率は高い。総じて、利益のキャッシュ裏付けは良好で、FCF創出力は持続的。
当期は無配(配当0円、配当性向0%)。FCF2.29億円に対し配当はゼロのため、カバレッジは十分。会社の資本配分は内部留保・成長投資・財務健全性の確保を優先していると解される。今後の配当実施は、売上成長の再加速と安定的なFCF創出が継続するか、並びに投資機会との相対比較に依存。
ビジネスリスク:
- 売上成長の停滞(+0.4%)によるスケールメリット発現の遅れ
- SaaS競争激化による価格下落・解約率上昇リスク
- 新機能開発・人件費上昇による販管費の硬直化
- 税負担の高さ(実効税率推計約56%)による純利益率圧迫
- 新規ARR獲得ペース鈍化による将来の売上見通し悪化
財務リスク:
- 一部貸借対照表項目の整合性に関する開示制約(計数間の不整合の可能性)
- 成長投資抑制による中長期の競争力低下
- 潜在的な債務増加に伴う金利上昇局面での負担増(現状は金利耐性高い)
- 減価償却費の負担継続による営業利益圧迫
主な懸念事項:
- トップラインの再加速が見えにくい点
- 税コストの構造的高さが純利益率を制約
- 投資強度が低位で成長持続性に不安
重要ポイント:
- 高粗利率(51.2%)と堅調なキャッシュ創出(OCF/NI=3.05倍、FCF=2.29億円)で基礎体力は強い
- 売上成長+0.4%と営業利益横ばいで営業レバレッジは限定的
- ROE9.52%は財務レバレッジ2.30倍と資産回転1.04回に裏付けられる
- 流動比率218%、インタレストカバレッジ35.4倍で財務健全性は良好
- 税負担の高さが純利益率のボトルネック
注視すべき指標:
- ARR成長率・新規受注(ブッキング)
- 解約率(チャーン)とネットリテンション
- ARPU・単価改定の進捗
- 販管費率・人件費比率の推移
- 税率の改善余地・税効果の活用
- 営業CF/EBITDA・FCFの持続性
- 負債資本倍率とインタレストカバレッジ
セクター内ポジション:
国内SaaS同業と比べ成長率は低位だが、粗利率とキャッシュ創出力、流動性は良好で、守りの強さが相対優位。攻め(成長投資・ARR拡大)の再点火ができるかが相対評価の分水嶺。
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