- 売上高: 34.48億円
- 営業利益: 5.54億円
- 当期純利益: 3.51億円
- 1株当たり当期純利益: 80.51円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 34.48億円 | 31.67億円 | +8.9% |
| 売上原価 | 14.50億円 | - | - |
| 売上総利益 | 17.17億円 | - | - |
| 販管費 | 13.49億円 | - | - |
| 営業利益 | 5.54億円 | 3.68億円 | +50.5% |
| 営業外収益 | 18百万円 | - | - |
| 営業外費用 | 3百万円 | - | - |
| 経常利益 | 5.66億円 | 3.83億円 | +47.8% |
| 法人税等 | 85百万円 | - | - |
| 当期純利益 | 3.51億円 | 3.00億円 | +17.0% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 4.20億円 | 3.04億円 | +38.2% |
| 包括利益 | 4.33億円 | 2.95億円 | +46.8% |
| 減価償却費 | 1.47億円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 80.51円 | 58.27円 | +38.2% |
| 1株当たり配当金 | 25.00円 | 0.00円 | - |
| 年間配当総額 | 1.04億円 | 1.04億円 | +0.0% |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 44.84億円 | - | - |
| 現金預金 | 36.26億円 | - | - |
| 固定資産 | 8.76億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 1.50億円 | - | - |
| 無形資産 | 3.77億円 | - | - |
| のれん |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 8.49億円 | 3.28億円 | +5.21億円 |
| 投資活動によるキャッシュフロー | -1.35億円 | -9百万円 | -1.26億円 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | -1.04億円 | -77百万円 | -27百万円 |
| フリーキャッシュフロー | 7.14億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 営業利益率 | 16.1% |
| 総資産経常利益率 | 10.1% |
| 配当性向 | 34.3% |
| 純資産配当率(DOE) | 2.8% |
| 1株当たり純資産 | 774.55円 |
| 純利益率 | 12.2% |
| 粗利益率 | 49.8% |
| 流動比率 | 1146.8% |
| 当座比率 | 1146.8% |
| 負債資本倍率 | 0.39倍 |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | +8.9% |
| 営業利益前年同期比 | +50.5% |
| 経常利益前年同期比 | +47.8% |
| 当期純利益前年同期比 | +16.9% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益前年同期比 | +38.2% |
| 包括利益前年同期比 | +46.7% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 5.58百万株 |
| 自己株式数 | 352千株 |
| 期中平均株式数 | 5.23百万株 |
| 1株当たり純資産 | 784.15円 |
| EBITDA | 7.01億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 20.00円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 39.10億円 |
| 営業利益予想 | 6.00億円 |
| 経常利益予想 | 6.16億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 4.62億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 88.40円 |
| 1株当たり配当金予想 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
CRI・ミドルウェア(3698)の2025年度Q4(通期)連結は、売上高3,448百万円(前年比+8.9%)、営業利益554百万円(同+50.5%)、当期純利益420百万円(同+38.2%)と、増収・大幅増益で着地した。粗利益は1,717百万円、粗利益率は49.8%と高水準で、ソフトウェア/ミドルウェア型の高付加価値モデルが維持されている。営業利益率は16.1%(=554/3,448)まで改善し、売上成長に対して利益が大きく伸びたことから、営業レバレッジが有効に働いたことが示唆される。デュポン分解では、純利益率12.18%、総資産回転率0.591回、財務レバレッジ1.42倍から、ROEは10.25%と二桁に到達した。総資産5,839百万円に対し純資産4,098百万円で実質的な自己資本比率は約70.2%(=4,098/5,839)と極めて健全で、負債依存は軽微である。営業CFは849百万円、営業CF/純利益は2.02倍と利益の現金転換が良好で、投資CF▲135百万円を吸収してフリーCFは714百万円の潤沢な水準となった。流動資産は4,484百万円、流動負債は391百万円で流動比率は1,146.8%と圧倒的な流動性を示す。支払利息は実質ゼロ水準で、利払い負担は業績に影響しない。一方、法人税等は85百万円で、単純試算の実効税率は約16.8%(=85/(420+85))と見られ、税負担も安定的である。配当金は記載上0円で配当性向0%だが、FCF714百万円の余力を踏まえると株主還元のオプション余地は大きい。EBITDAは701百万円、EBITDAマージン20.3%とキャッシュ創出力の高さが確認できる。棚卸資産はゼロ開示で、ソフトウェアビジネスの性格上、在庫負担のない軽量な運転資本構造が収益性を下支えしている。財務CFは▲104百万円で、主として資本政策やリース関連のキャッシュアウトと推測されるが、総体としてネットキャッシュ創出体質が鮮明。以上より、当社の収益・CF・財務健全性の三拍子が揃い、増収に対する利益・CFの弾性が高まっている。なお、自己資本比率や現金残高、株式数等に0表記が含まれるが、これは不記載項目のプレースホルダーであり、ここでの分析は提示された非ゼロの数値と一般的な補完計算に基づく。
ROEは10.25%で、デュポン分解は(純利益率12.18%)×(総資産回転率0.591回)×(財務レバレッジ1.42倍)。純利益率は粗利率49.8%と販管費の伸び抑制により上振れ、営業利益率16.1%へ改善。売上+8.9%に対し営業利益+50.5%のギャップは固定費比率の低下とライセンス/ロイヤルティ比率の上昇を示唆し、営業レバレッジが強く作用。EBITDA701百万円、EBITDAマージン20.3%と非現金費用(減価償却147百万円)控除前でも高採算。経常利益566百万円と営業利益との差が小さく、金融損益の影響は限定的。税前利益は約505百万円(=420+85)で、実効税率は約16.8%と試算。総資産回転率0.591回は過去の成熟ソフト企業に近いレンジで、資産の多くが現金・売上債権等の軽量資産で構成されることを反映。財務レバレッジ1.42倍と保守的で、ROEは主に利益率と回転率で稼ぐ構造。
売上は3,448百万円(+8.9%)と着実な成長。高付加価値のミドルウェア/ソリューション提供が粗利率を49.8%に維持し、増収がそのまま利益成長に寄与。営業利益+50.5%は、製品ミックス改善とスケールメリット浸透の可能性を示唆。利益の質は営業CF/純利益2.02倍が裏付け、収益認識とキャッシュ回収の整合性が高い。今後の成長の持続性は、ライセンス/ロイヤルティの継続性、新規タイトル/プロジェクト獲得、サブスクリプション/ARPUの伸長、産業向け動画・音声処理等の領域拡大に依存。足元では在庫を持たないモデルと高い流動性が攻めの投資余地を確保。課題は、ゲーム/エンタメの案件サイクルや大型プロジェクトの時期偏重による四半期ブレの管理。来期の見通しは、固定費コントロール継続と高マージン案件の獲得次第で、営業利益率の15%台維持~上振れが射程に入る。
流動資産4,484百万円に対し流動負債391百万円で、流動比率1,146.8%、当座比率も同水準と極めて厚い流動性。運転資本は4,093百万円と潤沢で、短期資金需要に強い。総資産5,839百万円、負債合計1,592百万円、純資産4,098百万円から実質自己資本比率は約70.2%と強固。負債資本倍率0.39倍とレバレッジは低く、債務耐性が高い。支払利息は実質ゼロ圏で利払い負担なし。資本構成は実質無借金に近く、財務CF▲104百万円の内容次第では自己株やリース解約等の可能性もあるが、いずれにせよ財務健全性の毀損は見られない。
営業CF849百万円は当期純利益420百万円の2.02倍で、収益の現金裏付けが強い。投資CFは▲135百万円で、無形資産や開発投資の計上が想定されるが、営業CFで十分に賄えている。フリーCFは714百万円と潤沢で、成長投資・株主還元の両立余地が大きい。運転資本面では棚卸資産ゼロの軽量モデルで、売上債権回収の効率が営業CFの高さに寄与しているとみられる。減価償却147百万円はEBITDAと営業利益のギャップに相当し、非現金費用の存在がキャッシュ創出にプラス。総じて、利益の質は高く、キャッシュコンバージョンが良好。
当期の年間配当は開示上0円で配当性向0%。一方でFCFは714百万円と厚く、理論上は配当あるいは自己株買い等の還元余力は高い。FCFカバレッジ(配当に対するFCF倍率)は0.00倍の表記だが、これは配当実施がないため算定不能に近い。今後の配当持続可能性は、安定的なライセンス/ロイヤルティ収入、営業CF/純利益比率の維持(目安1.2~1.5倍超)、固定費の伸び管理、および投資CF(開発投資)の規模感に依存。無借金に近い財務と高流動性から、方針転換時の実行余力は十分と考えられる。
ビジネスリスク:
- 大型案件やゲームタイトルの開発スケジュール変動に伴う売上・利益の期ズレ
- 特定プラットフォームや大口顧客への依存度上昇による受注集中リスク
- 技術トレンド(コーデック、ストリーミング、生成AI等)の変化スピードに対する開発投資負担
- 価格競争や代替技術出現によるマージン圧力
- 海外展開・為替の影響(ロイヤリティ通貨ミックス次第)
財務リスク:
- 売上債権の回収遅延による営業CF変動
- 開発投資(無形資産計上)の増加に伴う減損リスク
- 株主還元やM&A実行時の資本効率悪化リスク
- ストック・オプション等希薄化の可能性(詳細非開示)
主な懸念事項:
- 四半期単位の業績変動が大きくなり得る収益構造
- 高マージン維持のための継続的R&D負担
- 新領域(例:産業用途DX、動画圧縮の高機能化)での競争激化
重要ポイント:
- 売上+8.9%に対し営業利益+50.5%と強い営業レバレッジを確認
- 粗利率49.8%、営業利益率16.1%、EBITDAマージン20.3%と高採算
- ROE10.25%は財務レバレッジに依存せず利益率と回転率で達成
- 営業CF/純利益2.02倍、FCF714百万円でキャッシュ創出力が厚い
- 実質自己資本比率約70%・流動比率1,146%の強固なバランスシート
注視すべき指標:
- 受注残・パイプライン(新規タイトル数・ARR/ロイヤリティの継続性)
- 営業利益率とEBITDAマージンの推移(固定費伸長の管理)
- 営業CF/純利益比率と売上債権回転日数
- R&D・無形資産投資額と回収見込み(投資CFの増減)
- 顧客・プラットフォーム集中度、海外売上比率
セクター内ポジション:
東証上場のソフトウェア/ミドルウェア小型株の中で、無借金級の財務健全性と高いキャッシュコンバージョン、二桁ROEを兼備する堅実型。成長率は中位だが、利益伸長とCF創出の弾性で相対的に質の高い収益構造。
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