- 売上高: 80.95億円
- 営業利益: 3.09億円
- 当期純利益: 7.24億円
- 1株当たり当期純利益: 1.62円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 80.95億円 | 101.52億円 | -20.3% |
| 売上原価 | 56.95億円 | - | - |
| 売上総利益 | 44.58億円 | - | - |
| 販管費 | 31.68億円 | - | - |
| 営業利益 | 3.09億円 | 12.89億円 | -76.0% |
| 営業外収益 | 3百万円 | - | - |
| 営業外費用 | 98百万円 | - | - |
| 経常利益 | 1.85億円 | 11.95億円 | -84.5% |
| 法人税等 | 4.53億円 | - | - |
| 当期純利益 | 7.24億円 | - | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 26百万円 | 6.63億円 | -96.1% |
| 包括利益 | 59百万円 | 7.20億円 | -91.8% |
| 減価償却費 | 1.92億円 | - | - |
| 支払利息 | 68百万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 1.62円 | 41.24円 | -96.1% |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | 1.62円 | 40.71円 | -96.0% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 244.92億円 | - | - |
| 現金預金 | 43.85億円 | - | - |
| 棚卸資産 | 138.09億円 | - | - |
| 固定資産 | 59.78億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 8.46億円 | - | - |
| 無形資産 |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | -38.54億円 | - | - |
| 財務活動によるキャッシュフロー | 44.09億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 純利益率 | 0.3% |
| 粗利益率 | 55.1% |
| 流動比率 | 353.5% |
| 当座比率 | 154.2% |
| 負債資本倍率 | 1.13倍 |
| インタレストカバレッジ | 4.56倍 |
| EBITDAマージン | 6.2% |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | -20.3% |
| 営業利益前年同期比 | -76.0% |
| 経常利益前年同期比 | -84.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益前年同期比 | -96.1% |
| 包括利益前年同期比 | -91.7% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 16.25百万株 |
| 自己株式数 | 134千株 |
| 期中平均株式数 | 16.11百万株 |
| 1株当たり純資産 | 883.22円 |
| EBITDA | 5.01億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 15.00円 |
| セグメント | 売上高 | 営業利益 |
|---|
| AICloudAndConsulting | 9.94億円 | 15.30億円 |
| LifeAndPropertySolutions | 6百万円 | -9.45億円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 350.00億円 |
| 営業利益予想 | 40.50億円 |
| 経常利益予想 | 36.50億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益予想 | 22.20億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 137.88円 |
| 1株当たり配当金予想 | 18.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
SREホールディングス(2980)の2026年度第2四半期は、売上高8,095百万円(前年比-20.3%)と大幅な減収、営業利益309百万円(同-76.0%)、経常利益185百万円、当期純利益26百万円(同-96.1%)と、利益面の落ち込みが顕著でした。粗利率は55.1%と高水準を維持する一方、営業利益率は3.8%まで低下し、固定費負担の重さが表面化しています。デュポン分解では、純利益率0.32%、総資産回転率0.226回、財務レバレッジ2.52倍から算出ROEは0.18%と低水準にとどまり、資本効率は伸び悩んでいます。営業キャッシュフロー(OCF)は-3,854百万円と大幅な資金流出で、営業CF/純利益比は-148倍と利益の現金化が進んでいません。財務CFは+4,409百万円と、外部資金で運転資金需要を賄った構図です。流動比率353.5%、当座比率154.2%と短期流動性は見かけ上堅調ですが、棚卸資産13,809百万円が流動資産の大宗を占め、在庫の現金化リスクが高まっています。インタレストカバレッジは4.6倍で、利払い能力は維持されているものの余裕度は過去に比べて低下している可能性があります。EBITDAは501百万円、EBITDAマージン6.2%と、キャッシュ創出力は縮小傾向にあります。運転資本は17,564百万円と大きく、在庫増や案件の仕掛かりの影響でキャッシュサイクルが長期化していると推測されます。負債資本倍率1.13倍とレバレッジは中程度で、資本構成は外部資金の寄与が拡大しています。配当は無配(年間0円、配当性向0%)で、FCFカバレッジは算定上0.00倍と示されており、当面は内部留保と投資優先の方針が示唆されます。実効税率は指標上0.0%と表示される一方、法人税等は453百万円計上されており、税効果・一時差異・期ズレの影響が大きい可能性が高いです(税費用の質は要注視)。総資産35,804百万円に対し、負債16,124百万円・純資産14,233百万円が開示されていますが、一部項目は未記載(0表記)であり、厳密なバランスは把握不能です。売上減に対し利益の落ち込みが大きいことから、営業レバレッジの高さが収益変動を増幅しているとみられます。今後は在庫回転の改善、受注・パイプラインの可視化、固定費の抑制が短期的な改善ポイントです。データには0表記の未記載項目(現金残高、投資CF、株式数、純資産/株など)が含まれるため、分析は開示済みの非ゼロデータに基づく点に留意ください。
ROE分解(デュポン): 純利益率0.32% × 総資産回転率0.226回 × 財務レバレッジ2.52倍 = ROE約0.18%(報告値一致)。純利益率は当期純利益26百万円/売上高8,095百万円で大幅低下、主因は営業利益率の縮小(3.8%)と営業外費用・税の影響。営業利益率3.8%は前年から大きく悪化しており、粗利率55.1%の高さに比して販管費負担(固定費)の増加・売上規模縮小に伴うレバレッジ逆回転が示唆されます。経常利益率は2.3%(185/8,095)と低位。EBITDAマージン6.2%に対し減価償却費192百万円を考慮すると、キャッシュ創出力も削がれています。営業レバレッジ: 売上が-20.3%の中、営業利益は-76.0%と下落幅が大きく、固定費の高止まりまたは成長投資の先行が示唆されます。販管費率上昇(詳細内訳は未記載)により、ブレークイーブン売上水準が上がっている可能性。利益率の質: 粗利率は堅調だが、下流工程の費用(開発・販売・人員・広告等)が圧迫。インタレストカバレッジ4.6倍は、金利上昇局面では利益感応度に注意が必要。
売上は-20.3%と逆風。AI/プラットフォーム/不動産ソリューションの構成比は未記載だが、在庫の積み上がり(棚卸資産13,809百万円)から案件進捗の遅延または引渡し時期の偏重が示唆されます。粗利率55.1%はプロダクト/サービスミックスの良化を示す一方、利益は固定費負担や一時費用で伸び悩み。EPSは1.62円と低下、純利益26百万円は前年の水準から大幅後退。見通しは、在庫消化と受注獲得の回復が前提で、在庫回転の改善が売上計上とキャッシュ回収の鍵。営業CFのマイナス幅縮小と、財務CF依存の低減が成長の持続性確認指標。今後は高粗利のSaaS/サブスクリプションの拡大(未開示)や、コンサル/受託のボラティリティ管理が重要。短期的には案件計上タイミングの歪み是正、中期的には固定費の伸び抑制で営業レバレッジを再度ポジティブに転じることが課題。
流動性: 流動比率353.5%、当座比率154.2%と短期債務対応力は良好。ただし流動資産のうち棚卸資産が13,809百万円と大きく、在庫の換金性に依存。運転資本17,564百万円は大きく、キャッシュ拘束が強い。支払能力: インタレストカバレッジ4.6倍で利払い余力はあるが、利益減少局面では脆弱化リスク。負債資本倍率1.13倍と外部資金依存は中程度。総資産35,804百万円に対して負債16,124百万円、純資産14,233百万円が開示(未記載項目あり)。財務CF+4,409百万円は資金調達依存の示唆で、短期的に流動性を補完。自己資本比率(0.0%の表示は未記載扱い)は参考値とせず、実質的な自己資本は14,233百万円と把握。
利益の質: 営業CF/純利益比-148.23倍と、利益の現金転化が大幅に遅延。主因は運転資本(特に在庫)増と見られる。営業CF-3,854百万円は資金流出が大きく、売上計上から現金回収までのサイクルが延伸。フリーキャッシュフロー: 投資CFは0円表記のためCAPEX不明で、厳密なFCFは算定困難。開示の計算済みFCFが0円である点は未記載に基づく暫定値と解釈。運転資本: 棚卸資産13,809百万円、流動負債6,929百万円から、在庫の消化がキャッシュ創出の最大ドライバー。今後は在庫回転率、受取債権回収期間、支払債務の延伸余地のバランスが焦点。財務CF+4,409百万円により短期の資金需要は賄われたが、持続可能性は営業CFの反転に依存。
配当は年間0円、配当性向0.0%。EPS1.62円、純利益26百万円と低水準であり、当期は内部留保重視が妥当。FCFカバレッジ0.00倍の表示はFCF未算定に起因し参考値に留まるが、営業CFマイナスの局面では実質的な配当余力は限定的。財務CFによる調達を原資とした分配は持続性に欠けるため、配当再開/増配の条件は営業CFと在庫回転の正常化。会社方針の明示は未記載だが、現状の投資・運転資金需要からは無配継続の可能性が相対的に高いと考えられる。
ビジネスリスク:
- 案件計上タイミングの偏重による売上・利益のボラティリティ
- 在庫(棚卸資産)積み上がりに伴う評価損・滞留リスク
- マクロ環境(不動産市況・金利)の変動による需要鈍化
- 高粗利サービスの成長鈍化・ミックス悪化による粗利率低下
- 人員増・開発費先行に伴う固定費負担の上昇
- 競争激化による価格下落と顧客獲得コスト上昇
財務リスク:
- 営業CFの大幅マイナス継続による資金繰り圧迫
- 財務CF依存度上昇に伴う金利・借入条件悪化リスク
- インタレストカバレッジ低下リスク(4.6倍→金利上昇で悪化余地)
- 税効果・一時差異による税費用の変動性
- 自己資本比率の見かけ値不明確さによる信用力評価の不確実性
主な懸念事項:
- 在庫消化の速度と販売単価維持の両立
- 営業CFの早期黒字化とキャッシュコンバージョンの改善
- 固定費の抑制と営業レバレッジの正常化
- 外部資金依存の縮小(リファイナンスリスク管理)
重要ポイント:
- 売上-20.3%に対し営業利益-76.0%と営業レバレッジが逆回転、利益感応度が高い
- 粗利率55.1%は健在だが販管費・固定費負担が利益を圧迫
- 営業CF-3,854百万円、財務CF+4,409百万円で運転資金を外部調達
- 棚卸資産13,809百万円と運転資本17,564百万円が資金を拘束、在庫回転が最重要
- ROE0.18%と資本効率は低位、短期改善には利益率と資産回転の同時改善が必要
注視すべき指標:
- 在庫回転率・在庫滞留日数(DIO)の四半期推移
- 営業CF・営業利益乖離の縮小度合い(営業CF/純利益比)
- 受注残・パイプライン指標(未開示の場合は外形的KPI)
- 粗利率と販管費率のトレンド、営業利益率の回復
- インタレストカバレッジ、純有利子負債の推移
- 財務CF依存度(調達・返済のネット)と条件
セクター内ポジション:
国内プロップテック/不動産ソリューション領域では粗利率の高さが強みだが、2026年上期は案件のタイミングと固定費増が重なりキャッシュ創出力が低下。短期的な資金繰りは調達で補完されているが、在庫回転・OCF改善を先行達成できるかが同業比での評価分岐点。
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