- 売上高: 8.66億円
- 営業利益: -4.10億円
- 当期純利益: -5.59億円
- 1株当たり当期純利益: -50.46円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 8.66億円 | 15.63億円 | -44.6% |
| 売上原価 | 16.79億円 | - | - |
| 売上総利益 | -1.16億円 | - | - |
| 販管費 | 7.29億円 | - | - |
| 営業利益 | -4.10億円 | -8.44億円 | +51.4% |
| 営業外収益 | 17百万円 | - | - |
| 営業外費用 | 38百万円 | - | - |
| 経常利益 | -4.47億円 | -8.65億円 | +48.3% |
| 法人税等 | 4百万円 | - | - |
| 当期純利益 | -5.59億円 | -8.89億円 | +37.1% |
| 減価償却費 | 9百万円 | - | - |
| 支払利息 | 38万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | -50.46円 | -82.92円 | +39.1% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 12.88億円 | - | - |
| 現金預金 | 5.54億円 | - | - |
| 売掛金 | 69百万円 | - | - |
| 固定資産 | 2.81億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 0円 | - | - |
| 無形資産 |
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | -4.47億円 | -2.07億円 | -2.40億円 |
| 投資活動によるキャッシュフロー | -61百万円 | -25百万円 | -36百万円 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | 5.17億円 | -36百万円 | +5.53億円 |
| フリーキャッシュフロー | -5.08億円 | - | - |
| 項目 | 値 |
|---|
| 営業利益率 | -47.4% |
| 総資産経常利益率 | -30.2% |
| 1株当たり純資産 | 52.56円 |
| 純利益率 | -64.5% |
| 粗利益率 | -13.4% |
| 流動比率 | 156.1% |
| 当座比率 | 156.1% |
| 負債資本倍率 | 1.16倍 |
| インタレストカバレッジ | -1081.79倍 |
| EBITDAマージン | -46.3% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 13.04百万株 |
| 自己株式数 | 75千株 |
| 期中平均株式数 | 11.08百万株 |
| 1株当たり純資産 | 55.32円 |
| EBITDA | -4.01億円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 0.00円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 13.77億円 |
| 営業利益予想 | 76百万円 |
| 経常利益予想 | 74百万円 |
| 当期純利益予想 | 2.26億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 17.44円 |
| 1株当たり配当金予想 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
株式会社イメージワン(単体、JGAAP)の2025年度Q4決算は、売上高866百万円(前年比-44.6%)と大幅な減収に加え、売上原価が1,679百万円に膨らみ、売上総利益は-116百万円と粗利段階で赤字に陥りました。営業利益は-410百万円、経常利益-447百万円、当期純利益-559百万円で、いずれも赤字継続です。EPSは-50.46円で、減価償却費は8.7百万円と小さく、費用構造の大半は非減価償却性コスト(原価・販管費)であることが示唆されます。デュポン分析では、純利益率-64.55%、総資産回転率0.622回、財務レバレッジ1.94倍により、ROEは-77.96%と大幅なマイナスです。EBITDAは-401百万円(マージン-46.3%)で、営業キャッシュフロー(CFO)も-447百万円とキャッシュ流出が続き、投資CF-61百万円を含めたフリーキャッシュフロー(FCF)は-508百万円です。財務CFは+517百万円と資金調達に依存しており、資金繰りは外部資金で補填した構図です。貸借対照表では総資産1,392百万円、負債833.7百万円、純資産717百万円で、負債資本倍率は1.16倍とレバレッジは中程度ながら、赤字継続下では安全余裕が薄れやすい水準です。流動資産1,288百万円、流動負債825百万円により流動比率156.1%と短期流動性は一見良好ですが、運転資本463百万円がCFOのマイナスで吸収されており、安定性は外部資金調達に依存しています。営業CF/純利益比率0.80は損益の赤字が一定程度キャッシュアウトを伴っていることを示し、会計上の一過性損失に留まらない実質的な収益性悪化と評価されます。支払利息は0.38百万円と小さいため、現時点の金利負担は軽微ですが、収益がマイナスである以上、実質的な利払余力の指標(インタレストカバレッジ)は参考度が低いです。配当は無配(年間配当0円)で、FCFカバレッジも0.00倍と配当余力はありません。売上の急減と粗利益のマイナスから、価格政策・プロジェクト採算・原価計算・在庫評価等に課題がある可能性が高いです。今後は粗利益率の黒字化と販管費の削減を通じた営業損失の縮小、受注の回復による総資産回転率の改善が最優先課題となります。データには不記載項目が含まれ(例:現金等、棚卸資産、自己資本比率、株式数等)、一部指標の精緻な評価には制約がある点に留意が必要です。総じて、収益性・キャッシュ創出力の大幅な改善がなければ、外部資金への依存が継続する見通しです。
ROEはデュポン分解で、純利益率-64.55% × 総資産回転率0.622回 × 財務レバレッジ1.94倍 = -77.96%。主要ドライバーは純利益率の大幅マイナスで、売上総利益の赤字(粗利率-13.4%)が直接的な要因。総資産回転率0.622回は、規模の縮小(売上-44.6%)の影響で効率が低下。財務レバレッジ1.94倍は極端ではないが、負の利益率を拡大させる方向に作用。EBITDAマージン-46.3%から、変動費・固定費双方の圧力が強く、販管費削減だけでは黒字化が難しい可能性。営業利益-410百万円に対し減価償却費8.7百万円と小さいため、キャッシュベースでも実質赤字。営業レバレッジの観点では、売上の回復がそのまま利益改善に強く寄与し得る一方、売上ボラティリティに業績が過度に連動する脆弱性も示唆。
売上は-44.6%と急減し、単体ベースでの事業ボリューム縮小が顕著。粗利率がマイナスであるため、足元の売上は質が低く、採算の劣る案件構成や一時的な原価増(調達コスト上昇、プロジェクト損失計上等)が疑われる。営業損失-410百万円、純損失-559百万円は、既存ポートフォリオの収益性に構造的課題がある可能性を示唆。投資CF-61百万円は限定的で、成長投資の積極性は低い。今後の見通しは、(1) 粗利の黒字化、(2) 受注の回復と案件ミックス改善、(3) コスト圧縮の実行に依存。短期的には赤字縮小が主目標、中期的には総資産回転率の引き上げ(0.62回→1.0回近辺)が収益回復の鍵。
総資産1,392百万円、負債833.7百万円、純資産717百万円で、負債資本倍率1.16倍。流動資産1,288百万円に対し流動負債825百万円で、流動比率156.1%、当座比率156.1%と短期流動性は数値上余裕。ただしCFOが-447百万円で運転資本を消費しており、単純な比率以上に資金繰りは脆弱。支払利息0.38百万円と金利負担は軽微、利払い面の当面の圧力は限定的。財務CF+517百万円から、運転資本需要と赤字補填を外部資金で賄った可能性が高い。継続的な赤字が続くと自己資本の毀損とレバレッジ上昇リスクが増大。
営業CF-447百万円は純損失-559百万円に対してCFO/純利益比0.80で、損益赤字が現金流出にかなり近似している。減価償却費8.7百万円と非現金費用が小さいため、利益の質はキャッシュに近く、赤字の実質性が高い。FCFは-508百万円(=CFO-447 + 投資CF-61)と大幅マイナスで、内部資金だけでは事業継続・投資維持が困難。運転資本は463百万円の余剰だが、CFOのマイナスで実質的に吸収されつつあり、運転資本効率の改善(売上債権・仕入債務の最適化、在庫回転の改善)が重要。
年間配当0円、配当性向0.0%。FCFカバレッジ0.00倍で、キャッシュ創出力がマイナスである現状では配当原資が確保できない。財務CFでの資金調達に依存しているため、配当方針は維持(無配継続)または業績回復後の再開検討となる公算が高い。持続可能な配当には、(1) 粗利黒字化、(2) 営業黒字化、(3) FCF黒字化の三段階が前提。
ビジネスリスク:
- 売上の急減(-44.6%)によるスケールメリット喪失と採算悪化
- 粗利益率マイナス(-13.4%)が示す案件採算・原価管理の不備
- プロジェクト型収益のボラティリティ(受注遅延・検収遅延)
- 価格競争・仕入コスト上昇によるスプレッド圧縮
- 投資抑制(投資CF小幅)に伴う中期成長機会の毀損
財務リスク:
- 営業CFおよびFCFの大幅マイナスによる資金繰り依存度上昇
- 赤字継続に伴う自己資本の毀損とレバレッジ上昇
- 外部資金調達環境の変化(条件悪化・希薄化リスク)
- 運転資本の膨張・回収遅延に伴う追加のキャッシュ消費
主な懸念事項:
- 粗利黒字化の時期と手段(価格是正、原価低減、案件選別)
- 受注残・パイプラインの水準と質(大型案件の採算性)
- 固定費の柔軟性と費用削減の実行速度
- 資金調達の継続可能性と条件(財務CF依存の持続性)
重要ポイント:
- ROE-77.96%の主因は純利益率-64.55%で、収益構造の立て直しが最優先課題
- 総資産回転率0.622回と売上-44.6%は事業効率の悪化を示唆
- CFO-447百万円、FCF-508百万円で内部資金創出力は不足、財務CF+517百万円に依存
- 流動比率156.1%と数値上の流動性はあるが、キャッシュ流出継続で持続性に懸念
- 減価償却費が小さく、赤字はキャッシュアウトを伴う実質性の高いもの
注視すべき指標:
- 売上総利益率(-13.4%からの黒字転換)
- 営業利益率・EBITDAマージンの改善軌跡
- 総資産回転率(0.62回→改善度合い)
- 営業CF/純利益比率(キャッシュ創出の改善)
- 財務CFへの依存度(外部資金調達額の推移)
- 運転資本回転(売掛・仕入の回転日数)
セクター内ポジション:
同業上場企業平均と比較して、収益性(粗利率・EBITDAマージン)とキャッシュ創出力が大きく劣後し、レバレッジは中程度ながら赤字下でのリスク耐性は弱い。短期的な投資妙味は業績ボラティリティが高く、改善の確度確認(受注・粗利回復)が鍵となる。
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