- 売上高: 23.68億円
- 営業利益: 5.47億円
- 当期純利益: 3.57億円
- 1株当たり当期純利益: 3.47円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 23.68億円 | 64.19億円 | -63.1% |
| 売上原価 | 16.09億円 | - | - |
| 売上総利益 | 48.11億円 | - | - |
| 販管費 | 10.66億円 | - | - |
| 営業利益 | 5.47億円 | 37.45億円 | -85.4% |
| 営業外収益 | 24百万円 | - | - |
| 営業外費用 | 16百万円 | - | - |
| 経常利益 | 5.05億円 | 37.53億円 | -86.5% |
| 法人税等 | 10.59億円 | - | - |
| 当期純利益 | 3.57億円 | 26.96億円 | -86.8% |
| 支払利息 | 16百万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 3.47円 | 26.82円 | -87.1% |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | 3.33円 | 25.20円 | -86.8% |
| 1株当たり配当金 | 6.00円 | 6.00円 | +0.0% |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 154.77億円 | - | - |
| 現金預金 | 92.67億円 | - | - |
| 売掛金 | 2.48億円 | - | - |
| 棚卸資産 | 30.43億円 | - | - |
| 固定資産 | 210.39億円 | - | - |
| 有形固定資産 |
| 項目 | 値 |
|---|
| 純利益率 | 15.1% |
| 粗利益率 | 203.2% |
| 流動比率 | 162.4% |
| 当座比率 | 130.5% |
| 負債資本倍率 | 1.23倍 |
| インタレストカバレッジ | 34.67倍 |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | -63.1% |
| 営業利益前年同期比 | -85.4% |
| 経常利益前年同期比 | -86.5% |
| 当期純利益前年同期比 | -86.7% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 103.21百万株 |
| 期中平均株式数 | 103.18百万株 |
| 1株当たり純資産 | 150.35円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 6.00円 |
| 期末配当 | 22.00円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 207.69億円 |
| 営業利益予想 | 83.23億円 |
| 経常利益予想 | 81.43億円 |
| 当期純利益予想 | 86.13億円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 84.66円 |
| 1株当たり配当金予想 | 14.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
当期(2026年度Q1、JGAAP・単体)のタウンズは、売上高が23.68億円で前年同期比-63.1%と大幅減収のなか、営業利益5.47億円(-85.4%)、経常利益5.05億円、当期純利益3.57億円(-86.7%)と急減益となりました。売上急減に対して利益の落ち込みがさらに大きく、固定費負担の相対的上昇=高い営業レバレッジが示唆されます。営業利益率は約23.1%(=5.47億円/23.68億円)と絶対値では高水準に見える一方、前年推計営業利益率は約58%と試算され、収益性は大きく悪化しました。デュポン分解の構成値は、純利益率15.08%、総資産回転率0.061回、財務レバレッジ2.52倍で、ROEは2.30%と低下しています(四半期ベースの非年率的な指標である点に留意)。貸借対照表では総資産390.84億円、純資産155.18億円、負債合計190.98億円で、レバレッジは適度(負債資本倍率1.23倍)かつ流動性は良好(流動比率162.4%、当座比率130.5%)です。棚卸資産は30.43億円と売上急減のなかで相対的に大きく、需要弱含み局面での在庫回転リスクが高まっています。インタレストカバレッジは34.7倍と金利負担耐性は十分ですが、売上のボラティリティが高い環境では注意が必要です。なお、損益計算書の売上総利益(48.11億円)が売上高(23.68億円)を上回るなど科目整合性に乏しい箇所があり、粗利益率やEBITDA関連指標は信頼性が低い可能性があります。キャッシュフロー計算書は営業・投資・財務CFがいずれも0円と開示不備(未記載)で、FCFやキャッシュ創出力の定量評価は本データだけでは困難です。配当は年間0円・配当性向0%とされていますが、EPS3.47円が示される一方で発行済株式数・BPSは未記載で、株主還元方針の判断材料は限定的です。総資産回転率0.061回と極めて低いのは四半期数値を分母・分子に用いた構造的要因(季節性・期首資産水準)や本業トレンドの弱さを映しており、通期での平準化が必要です。総じて、需要減速と営業レバレッジの高さが利益感応度を増幅しており、短期収益の不安定性が主な課題です。一方でバランスシートの防御力は確保されているため、売上のボトム確認と在庫圧縮の進展が見えれば、利益率の自律回復余地は残ります。データには未記載項目が多く、粗利・CF・税率等の精緻分析には限界があるため、以後の四半期開示での整合性確認が不可欠です。短期的には受注動向、在庫回転、固定費コントロールの進捗が業績モメンタムを左右します。中期的には製品ミックス改善や価格転嫁の実効性が総合的な収益回復に鍵となります。
- デュポン分解(提供値): 純利益率15.08% × 総資産回転率0.061回 × 財務レバレッジ2.52倍 = ROE2.30%。四半期ベースかつ在庫/資産の期首偏重の可能性に留意。
- 営業利益率: 23.1%(= 5.47億円 / 23.68億円)。前年は推計約58.4%(= 37.47億円 / 64.15億円、前年売上・営業利益は前年対比から逆算)で、約35ptの大幅低下。
- 純利益率: 約15.1%(= 3.57億円 / 23.68億円)。販管費・固定費の硬直性が示唆され、売上減に対する利益感応度が高い。
- 粗利益・EBITDAの信頼性: 売上総利益が売上を上回る(粗利率203.2%)ため、粗利・EBITDA(0円表示)関連は不整合。営業利益を中心に収益性を評価。
- 営業レバレッジ: 売上-63.1%に対し営業利益-85.4%。固定費負担の相対増加により利益率が急落。短期モメンタムは売上回復の有無に強く依存。
- 金利負担の影響: 支払利息1.58億円に対し営業利益5.47億円でカバレッジ34.7倍。財務費用の収益性毀損リスクは現時点で限定的。
- 税負担: 法人税等10.59億円の数値は損益整合性に乏しく(当期純利益・経常利益と不整合)、実効税率評価は保留。
- 売上持続可能性: 四半期売上23.68億円(YoY -63.1%)は需要急減または案件計上の偏在を示唆。Q1の季節性の可能性はあるが、下振れ幅が大きく、通期の回復シナリオには受注残・出荷リードタイムの確認が必要。
- 利益の質: 高い営業レバレッジにより売上のボラティリティが利益に増幅。粗利データが不整合なため、販管費/売上比率や価格転嫁のトレーサビリティが欠落。
- 見通し要因: ①在庫調整の進展、②製品/顧客ミックス改善、③コストコントロールと可変費化、④為替・原材料価格の変動吸収、が回復の鍵。直近は売上ボトム確認後の反転待ち局面と評価。
- 流動性: 流動資産154.77億円、流動負債95.30億円で流動比率162.4%、当座比率130.5%。短期支払能力は良好。運転資本は59.47億円と潤沢。
- 支払能力: 総資産390.84億円、純資産155.18億円、負債190.98億円で負債資本倍率1.23倍。財務レバレッジ2.52倍。インタレストカバレッジ34.7倍で金利耐性十分。
- 資本構成: 自己資本比率(開示値0.0%)は未記載扱いとみなし、実質は約39.7%(= 155.18/390.84)。バランスシートの防御力は中程度から良好のレンジ。
- 利益の質(CF裏付け): 営業CF・投資CF・財務CFがいずれも0円は未記載。営業CF/純利益やFCFの算定は不能で、利益の現金化度合いは評価保留。
- FCF分析: キャッシュ残高も未記載のため、純現金/ネットデットの把握不可。今期の投資キャッシュ需要(設備・研究開発等)は開示待ち。
- 運転資本: 売上急減下で棚卸資産304.32億円が重く、在庫回転悪化・評価損リスクに留意。売掛債権・買掛債務の詳細不在のためキャッシュコンバージョンサイクルは評価不可。
- 配当性向: 年間配当0円、配当性向0%(当期EPS3.47円)。ただし、株式数・BPS未記載で還元方針の継続性判断材料が不足。
- FCFカバレッジ: FCF 0円(未記載)かつCF不明のため算定不能。現時点で配当余力の定量評価は不可。
- 方針見通し: バランスシートの健全性(実質自己資本比率約40%)は一定の余力を示すが、業績ボラティリティが高い局面では内部留保重視の可能性が相対的に高い。次四半期以降のCF開示と通期見通し更新が鍵。
ビジネスリスク:
- 需要減速/案件計上の遅延に伴う売上の下振れ
- 高い営業レバレッジによる利益の変動拡大
- 在庫回転悪化・評価損の発生リスク
- 価格転嫁の遅延や製品ミックス悪化による粗利圧迫
- 原材料・為替変動のコスト押し上げ
- 主要顧客・特定領域への依存度上昇
財務リスク:
- キャッシュフロー未開示に伴う資金繰り可視性の低下
- 四半期売上急減に伴う運転資本負担増大の可能性
- 税金費用の整合性不備に起因する利益の不確実性
- 指標の不整合(粗利・EBITDA)による分析精度低下
主な懸念事項:
- 売上-63%の急減と利益率の大幅悪化(営業-85%)
- 粗利益・税費用などの開示整合性不備
- CF・現金残高の未記載でFCF評価不可
- 在庫水準の相対高さと回転悪化懸念
重要ポイント:
- 短期業績は需要動向と在庫調整の進展に強く依存
- 営業レバレッジが高く、売上回復時の利益反発余地とダウンサイド双方が大きい
- バランスシートは健全(実質自己資本比率約40%、負債資本倍率1.23倍)で耐性あり
- 粗利・CF・税のデータ整合性に難があり、次回開示での補正確認が必要
注視すべき指標:
- 受注高・受注残と四半期売上の回復ペース
- 在庫回転日数・在庫評価損の有無
- 販管費/売上比率と固定費の可変化進捗
- 価格改定・ミックス改善による営業利益率の回復度
- 営業CF・FCFの改善(営業CF/純利益、FCFマージン)
- 為替・原材料コストの動向
セクター内ポジション:
同業国内中小型の中では、2026年度Q1は需要減速の影響が大きく短期の利益変動が相対的に大きい一方、レバレッジに依存しない資本構成で耐性は中位。業界平均と比べ営業レバレッジの大きさが特徴で、売上モメンタムの改善が相対評価の主因となる局面。
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