- 売上高: 10.69億円
- 営業利益: 58百万円
- 当期純利益: 46百万円
- 1株当たり当期純利益: 14.63円
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減率 |
|---|
| 売上高 | 10.69億円 | 8.96億円 | +19.3% |
| 売上原価 | 1.58億円 | - | - |
| 売上総利益 | 7.38億円 | - | - |
| 販管費 | 6.84億円 | - | - |
| 営業利益 | 58百万円 | 54百万円 | +7.4% |
| 営業外収益 | 2百万円 | - | - |
| 営業外費用 | 30百万円 | - | - |
| 経常利益 | 59百万円 | 25百万円 | +136.0% |
| 法人税等 | 12百万円 | - | - |
| 当期純利益 | 46百万円 | 13百万円 | +253.8% |
| 支払利息 | 49万円 | - | - |
| 1株当たり当期純利益 | 14.63円 | 4.54円 | +222.2% |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | 14.07円 | 4.36円 | +222.7% |
| 1株当たり配当金 | 0.00円 | 0.00円 | - |
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|
| 流動資産 | 11.06億円 | - | - |
| 現金預金 | 9.72億円 | - | - |
| 売掛金 | 86百万円 | - | - |
| 固定資産 | 1.23億円 | - | - |
| 有形固定資産 | 42百万円 | - | - |
| 無形資産 |
| 項目 | 値 |
|---|
| 純利益率 | 4.3% |
| 粗利益率 | 69.1% |
| 流動比率 | 440.7% |
| 当座比率 | 440.7% |
| 負債資本倍率 | 0.24倍 |
| インタレストカバレッジ | 119.34倍 |
| 項目 | 前年同期比 |
|---|
| 売上高前年同期比 | +19.3% |
| 営業利益前年同期比 | +8.2% |
| 経常利益前年同期比 | +1.4% |
| 当期純利益前年同期比 | +2.4% |
| 項目 | 値 |
|---|
| 発行済株式数(自己株式含む) | 3.20百万株 |
| 期中平均株式数 | 3.18百万株 |
| 1株当たり純資産 | 326.94円 |
| 項目 | 金額 |
|---|
| 第2四半期配当 | 0.00円 |
| 期末配当 | 0.00円 |
| 項目 | 予想値 |
|---|
| 売上高予想 | 14.79億円 |
| 営業利益予想 | 50百万円 |
| 経常利益予想 | 49百万円 |
| 当期純利益予想 | 24百万円 |
| 1株当たり当期純利益予想 | 7.81円 |
| 1株当たり配当金予想 | 0.00円 |
このデータはXBRLファイルから自動抽出されたものです。正確性については開示資料の原本をご確認ください。
株式会社シンカ(単体)の2025年度Q3は、売上高1,069百万円(前年同期比+19.3%)と高いトップライン成長を維持しつつ、営業利益58百万円(同+8.2%)、当期純利益46百万円(同+239.7%)と、利益面も増益を確保した。粗利益率は69.1%と高水準で、ソフトウェア/サービス型の収益構造が示唆される一方、営業利益率は5.4%にとどまり、前年からのマージン圧力が窺える。デュポン分解ベースのROEは4.4%(純利益率4.30%、総資産回転率0.853回、財務レバレッジ1.20倍)で、健全な財務構造の下、適度な資産効率と控えめなレバレッジが寄与している。貸借対照表は総資産1,253百万円、純資産1,045百万円、負債250.9百万円で、実質的な自己資本比率は約83.5%と堅固。流動比率440.7%(流動資産1,105.8百万円、流動負債250.9百万円)と潤沢な流動性を確保している。インタレストカバレッジは約119倍(営業利益58百万円/支払利息0.486百万円)と非常に高く、金利負担は軽微である。税負担は法人税等11.7百万円、実効税率は約20.3%(11.7/(46+11.7))と見積もられ、税コストは適正水準。営業レバレッジ面では、売上成長率(+19.3%)に対し営業利益成長率(+8.2%)が鈍化し、SG&Aの増加(概算で売上比63.6%)がマージンを圧迫している可能性が高い。総資産回転率0.853回は成長企業としては中庸で、運転資本の積み上がり(運転資本854.9百万円)が効率性をやや抑制。キャッシュフロー計算書や減価償却費、現金同等物は非開示(0表記)であり、キャッシュ創出力や投資負担の定量評価には制約がある。配当は無配(年間配当0円、配当性向0%)で、内部留保による成長投資を優先している公算が大きい。総じて、同社は高粗利・低財務リスク・堅実なROEを備える一方、販管費のコントロールと運転資本効率の改善が次の収益段階に進むカギとなる。トップラインは堅調だが、マージン防衛と資産効率改善の進捗が今後の評価ドライバー。CF非開示のため利益の現金化度合いは不明で、短期的な分析確度は限定的である。今後は受注・解約動向、人員計画、価格改定の浸透度、そして営業CF開示の再開が注目点となる。
ROE分解:
- 純利益率: 4.30%(当期純利益46百万円/売上1,069百万円)
- 総資産回転率: 0.853回(売上1,069百万円/総資産1,253百万円)
- 財務レバレッジ: 1.20倍(総資産1,253百万円/純資産1,045百万円)
- ROE: 4.4%(デュポン分解と報告値が一致)
- 補足: ROAは約3.7%(46/1,253)。レバレッジが低いため、ROEの大半は資産回転と利益率に依存。
利益率の質:
- 粗利益率: 69.1%(高水準)
- 営業利益率: 5.4%(58/1,069)
- 経常利益率: 5.5%(59/1,069)
- 当期純利益率: 4.3%
- 販管費負担: 概算680.5百万円(粗利738.5−営業益58)、販管費率約63.6%と重い
- 税率: 約20.3%(法人税等11.7/税引前利益57.7)
営業レバレッジ:
- 売上成長と利益成長: 売上+19.3%に対し営業利益+8.2%と鈍化
- 前年水準の推計: 前年売上約896.3百万円(1,069/1.193)、前年営業利益約53.6百万円(58/1.082)
- マージン変化: 前年営業利益率約6.0%→今期5.4%(約▲0.6pp)
- 示唆: 売上拡大局面でのSG&A増(採用、マーケ、パートナー費用等)が効いており、規模の経済は一部に留まる
売上持続可能性: 2桁成長(+19.3%)と高粗利から、ストック/準ストック性の高いサービス比率が示唆される。解約率や新規獲得効率の開示があれば確度は上がるが、現状は継続性は概ね良好と評価。
利益の質: 税率は20%台と標準的で、金融費用は軽微。販管費が重く、成長投資色が濃い。キャッシュフロー非開示のため、利益の現金化度合い(回収タイミング)は評価保留。
見通し: 短期は人件費・販促費の先行投資がマージンを抑制する一方、売上成長が継続すれば営業レバレッジの再加速余地。中期は運転資本の圧縮と価格改定/ミックス改善が鍵。
流動性: 流動資産1,105.8百万円に対し流動負債250.9百万円で流動比率440.7%、当座比率も同水準(棚卸資産0)。短期支払余力は非常に高い。
支払能力: インタレストカバレッジ約119倍(58/0.486)と金利耐性は極めて強い。税引前利益57.7百万円に対し法人税11.7百万円で税負担管理も適正。
資本構成: 純資産1,045百万円、負債250.9百万円で負債資本倍率0.24倍、実質自己資本比率約83.5%。レバレッジ低位で財務の柔軟性が高い。
利益の質: 営業CF、投資CF、財務CF、現金同等物が非開示(0表記)であり、利益とキャッシュの連動性評価はできない。実務上は売上債権・前受金の動向が重要だが詳細は不明。
FCF分析: FCF(営業CF−投資CF)は定量評価不可。減価償却費も非開示のため、EBITDAやキャッシュEarningsの把握に制約。
運転資本: 運転資本は854.9百万円(1,105.8−250.9)。総資産回転率0.853回は中庸で、回収サイト・前受/前払のバランス改善がキャッシュ創出力向上に寄与する可能性。
配当性向評価: 無配(配当性向0%)。再投資優先の方針と整合的。
FCFカバレッジ: 営業CF・投資CFが非開示のため評価不可。現時点では配当原資のキャッシュ裏付けを判断できない。
配当方針見通し: 成長投資フェーズ継続とみられ、短期的な増配余地は限定的。一方、財務余力は大きく、中期的には安定的な利益・CF確立後に配当導入/還元強化の余地。
ビジネスリスク:
- 人件費・採用コストの上昇による販管費率の高止まり
- 価格改定やプランミックスの不調によるマージン圧迫
- 大口顧客・特定業界への売上依存(未開示だが一般的リスク)
- 新規獲得効率の悪化や解約率上昇による成長鈍化
- プロジェクト進捗やリリース遅延に伴う売上計上の期ズレ
- 競合の強化(国内SaaS/ITサービス各社)による価格競争
財務リスク:
- 運転資本の積み上がりによるキャッシュ創出力の毀損
- 売上債権の増加に伴う回収遅延リスク
- 将来的な投資拡大に伴う資金需要発生(現状は低レバレッジ)
- 金利上昇時の資本コスト上昇(負債は少ないがバリュエーション影響)
主な懸念事項:
- 営業CF・投資CF等の非開示によりキャッシュ面の評価確度が低い
- 営業利益率の低下(約▲0.6pp)で成長の質が問われる
- 販管費率が高く、規模の経済の顕在化に時間を要する可能性
重要ポイント:
- トップラインは+19.3%と好調だが、販管費増で営業レバレッジは限定的
- ROEは4.4%で健全、過度なレバレッジに依存しない利益体質
- 財務安全性・流動性は非常に高い(自己資本比率約83.5%、流動比率441%)
- キャッシュフロー非開示が分析確度のボトルネック
- 中期は運転資本圧縮とマージン防衛が企業価値向上の鍵
注視すべき指標:
- 営業利益率と販管費率(四半期推移)
- 営業CF/純利益、売上債権回転日数(開示再開時)
- 解約率/NRRや新規受注(SaaS/サービスKPIの開示があれば)
- 人員数・一人当たり売上/粗利の生産性指標
- 価格改定の進捗と顧客ミックス(エンタープライズ比率)
セクター内ポジション:
国内の高粗利サービス/IT系小型株の中で、財務健全性は上位、成長率は中上位、しかし営業利益率は中位で、販管費の重さが収益性の相対評価を抑制。
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